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ノルディックポールを使って宜野座村内を散策する「まちまーい」の参加者(沖縄まちまーい協議会提供)(写真・琉球新報社)

地域の魅力を知ってもらおうと、ガイドと沖縄の街を巡る着地型観光商品「まちまーい」に取り組む地域観光協会が増えている。沖縄まちまーい協議会(沖縄市)によると、現在県内で設定されているのは60コースがある。

 

沖縄まちまーい協議会が設立された2012年当初、世界遺産や文化遺産などを中心に街歩きしてきたが、より滞在時間や消費金額を伸ばすため、地域と連動し、体験・交流などを盛り込んだ「まちまーい」コースも増えている。

 

「まちまーい」は那覇市観光協会や沖縄市観光物産振興協会などが先駆的に取り組んできたが、ここ数年間で新たに発足した南風原町観光協会や、法人化した宜野座村観光協会、北谷町観光協会なども着地型観光商品に力を入れている。

 

地域の特性に合わせた「まちまーい」コースも目立つ。宜野座村では朝日を見ながら、都会で味わえないひと時を過ごす「サンサンぎのざ太陽を歩く」コースを提供。名護市では開運祈願ができるひんぷんガジュマルなどを巡りながら、名護そばを楽しむ「開運!パワースポットめぐりと名護そば」コースなどが相次いで造成されている。

 

現在県内で設定されている60コースの内訳は本島南部の33コースが最も多く、本島中部の12コース、宮古島の7コース、本島北部5コース、本島周辺離島3コースが続く。

 

沖縄まちまーい協議会の古田和江さんは「観光客に今後も地域にリピートしてもらうため、いろんな商品開発や、季節に合った商品の発掘も必要だろう」と話した。(呉俐君)

 

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