(写真・琉球新報社)
沖縄県の米軍北部訓練場のヘリパッド建設に反対する市民ら約30人は23日、東村高江の同訓練場メインゲート前などで抗議行動を続けた。米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが、同ゲート付近で飛行訓練する様子も確認され、騒音で集会が中断される場面もあった。
オスプレイは同ゲート上空を何度も旋回しながら、低空飛行していた。訓練の様子を見た那覇市の坂尾美知子さん(65)は「抗議行動を威圧するような飛び方だ。県民への配慮が全くない」と憤った。
市民約20人は、同訓練場内のG地区ヘリパッドから国頭村の宇嘉川河口部を結ぶ訓練道の工事現場で抗議を展開した。工事の様子を確認した市民は「訓練道の幅や伐採範囲が工事計画より広い」とし、「返還式典に間に合わせようとずさんな工事をした結果だ」と指摘した。
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