笑って学ぶ「笑学旅行」をPRする(右から)アールジェイの一丸秀信会長とFECオフィスの山城智二社長、伊江島観光バスの山城克己社長=4日、那覇市泉崎 画像を見る

 

飲食店経営などを手掛けるアールジェイ(那覇市、一丸秀信会長)とタレント育成のFECオフィス(同、山城智二社長)、伊江島観光バス(伊江村、山城克己社長)の3社は、お笑い芸人が観光バスでガイドをする「笑学(しょうがく)旅行」を始める。お笑い芸人が観光バスでガイドをするのは国内初という。2021年にも商品化し、修学旅行生や観光客らへのサービス提供を目指す。

 

「笑学旅行」は、FEC社に所属する芸人らがツアーガイドを務め、観光客らを案内する。現在、ガイドができるのはお笑いコンビのゴリラコーポレーションの2人だけで、今後15人へと増やしていく。

 

4日、3社の代表らが琉球新報社を訪れ、PRした。一丸会長は「お笑い芸人を起用することで他県の観光と差別化を図れる。参加者が県観光のリピーターになってもらいたい」と期待する。山城智二社長は「芸人らにとってお笑い活動だけで生活できるのかが常に課題となる。バスガイドで話術の訓練だけではなく、生計の維持にもつながる」と述べる。芸人らは伊江島観光バスのガイドから研修を受ける。山城克己社長は「感染症の影響で自社のバスは動いていない。この時期こそ、芸人らのガイド研修をしっかりできる」と話す。

 

今月20日に県内旅行関係者らを招待し、体験ツアーを実施する予定。「笑学旅行」の料金やコースなどは、今後決めていく。

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