さて、羽生が深夜にリンクを訪れたのはこの日だけではない。翌日もまったく同じ時間にやって来た。車から降りると、母親、羽生本人、姉らしき女性、父親の順番でリンクに入っていく。出てくる順番は前日と一緒。服装もほぼ同じで、習慣化しているようにも見えた。

 

「羽生選手は8月末にコロナ禍を理由にGPシリーズ欠場を発表。今シーズンは初戦をどの試合にするかを明言していません。新型コロナウイルスの感染状況次第では、シーズン全試合欠場の可能性もあると噂されています」(前出・スポーツ紙記者)

 

めどが立たぬなかの地元・仙台での練習だったというわけだ。

 

「ブライアン・オーサーコーチ(58)は現在カナダにいますから、羽生選手は指導者がいない状況で練習をしているはず。ただ、オーサーコーチは8月上旬の米国メディアの取材で、自国からカナダに戻れない教え子たちとは、リモートでライブセッションを行っており、選手からも映像を送ってもらっていると話しています。そのときには“羽生とはそういったやりとりをしていない”と話していました。

 

ただ、それから1カ月。シーズンが本格的に近づいてきたいま、羽生選手もリモートのライブセッションを始めていてもおかしくはないでしょう」(フィギュア関係者)

 

羽生が深夜に練習していたのは、ここに理由があるのかもしれない。人気者ゆえに人が集まってしまうのを防ぐこと、日中は働いている家族の協力を得やすいことなども理由として考えられるが、日本時間0時は時差13時間のカナダ・トロントでは午前11時。オーサーコーチに時間を合わせている可能性は高い。

 

家族の献身的なサポートを受けながらの深夜0時の極秘特訓。そういえば、前回の五輪で金メダルを獲得したあとに、羽生はこう言っていた。

 

「環境が変わっても常にそばで支えてくれる家族は、僕にとって本当にありがたい存在です。家族のサポートがなければ、ここまでこられませんでした」

 

「女性自身」2020年9月29日・10月6日合併号 掲載

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