今回の不倫は、いわば子育ての合間をぬって行われた不貞行為です。夫側から不倫相手にどこまで気持ちがこもっていたかは分かりません。ただ不貞行為を働いたその体で子どもを迎えに行っていた変わり身の速さは、なんとなくハタからみていると不潔な感じがしてなりません。

 

そう感じるのはおそらく筆者だけではなく、多くの女性が抱く嫌悪感なのではないでしょうか。

 

本能的に女性という性は、家庭や子どもを守ろうという性質が男性よりも強いといわれています。今回のような不貞と子育てが混在しそうになるシーンはただの不倫もダメですが、より許しがたいものだったりします。

 

そう考えると瀬戸さんの不倫の“ゲス度”は結構高く、妻として感情的に許すのはそう簡単ではないように思うのです。

 

そうした心理的な側面を踏まえて共同の謝罪文の発生をみていくと、このスピード感での妻の謝罪文は傷口へ自ら塩を塗り込むような苦行に見えて仕方ない……。勝手に見ていて辛くなってしまいます。

 

ところで瀬戸さんといえば長くライバルとして、同い年の萩野公介さん(26)の名前が上げられてきました。

 

萩野さんがシンガーソングライターのmiwaさん(30)と結婚された際、彼の成績が伸び悩んでいたこともあって批判もされていました。そしてその中には、夫婦円満なイメージの強かった瀬戸さんと比較する声も多数ありました。

 

そこから2年ほど。誰かと比較することを良しとしたいわけではありませんが、瀬戸さんに大きくイメージや信用を損なう行為が発覚したわけです。なんというか、「アスリートの一生、人の一生とはこんなにも目まぐるしく、そして何があるか分からないものなんだな」と個人的にはしみじみ思うのでした。

 

(文:おおしまりえ)

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