米軍の琉球新報に関する話題
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火の破片、恐怖今も 沖縄県うるま市川崎米軍機墜落から56年
2017/12/07 12:00静かに事故の日のことを語る多嘉良初子さん=沖縄県うるま市川崎1961年、沖縄県旧具志川村(現うるま市)の川崎地区に、米軍のジェット機が墜落した事故から7日で56年になる。死者2人、重軽傷者6人と地元に大きな被害をもたらした事故だ。うるま市立川崎小学校では7日に平和集会を開き、平和への思いを新たにする。墜落事故を目の当たりにした多嘉良初子さん(85)=市川崎=は「また戦争が来たと思った」と、当時の恐 -
米軍基地ごみ収集停止 嘉手納、倉敷産廃取り消しで
2017/11/24 15:00収集されずに、住宅地域内に積まれたごみ=23日、米軍基地内在沖米軍から排出されるごみの多くを受け入れていた倉敷環境(沖縄市池原)の産業廃棄物処分業の許可を沖縄県が取り消したことに関連し、米軍基地内のごみ収集に影響が出ている。米軍嘉手納基地は公式フェイスブックで、21日から7~10日間、ごみ収集の中止を報告。リサイクルの実施を強く求めている。投稿はキャンプ・フォスターの公式フェイスブックもシェアし、 -
米軍、辺野古弾薬庫を再開発 普天間移設で「新任務」に対応か
2017/11/22 14:00米軍普天間飛行場の移設先に隣接する辺野古弾薬庫(上)=14日、沖縄県名護市辺野古(小型無人機から)米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先キャンプ・シュワブ北側に隣接する米軍辺野古弾薬庫(名護市辺野古)について、米海兵隊が「大規模な土木工事」を伴う再開発を計画していたことが21日、海兵隊による2014年作成の内部文書で分かった。辺野古移設を前提とした「新たな任務」への対応が目的。計画は5年ごとの -
米兵飲酒事故「もう勘弁して」 知事、表情険しく 在沖縄米軍トップに抗議
2017/11/21 13:00在沖縄米軍トップのニコルソン四軍調整官(中央)に抗議文を手渡す翁長雄志沖縄県知事。左はエレンライク在沖縄米総領事=20日午後、県庁「もう勘弁してくれ」―。那覇市で起きた在沖縄米海兵隊員による飲酒運転死亡事故から一夜明けた20日、目の前に立つ在沖米軍トップのローレンス・ニコルソン四軍調整官に対し、沖縄県の翁長雄志知事は率直な言葉を次々とぶつけた。「何の信用もできない」と抗議する知事に対し、ニコルソン -
米軍が個人情報を流出 10年分の車両登録情報 「銀行口座確認を」と注意呼び掛け
2017/11/17 13:00県内の米軍施設(写真と直接関係ありません)在沖米海兵隊は17日、県内の米軍施設に立ち入る目的で車両登録をした人の個人情報を保管したコンパクトディスク(CD)を紛失したと発表した。流出した個人情報の詳細は公表していないが「銀行口座などに不信な動きがないか確認する必要がある」と注意を呼び掛けている。米軍発表の広報文によると、流出したCDには、2007年1月頃から17年9月までに車両登録した、国籍、所属 -
元米海兵隊員が殺意を否認 米軍属女性暴行殺人 強姦致死、死体遺棄は認める
2017/11/16 13:00米軍属女性暴行殺人事件の初公判が行われた法廷=16日午前10時すぎ、那覇市樋川の那覇地裁(代表撮影)2016年4月に発生した米軍属女性暴行殺人事件で、殺人や強姦致死などの罪で起訴された元米海兵隊員で事件当時軍属の被告(33)の裁判員裁判初公判が16日午前10時、那覇地裁(柴田寿宏裁判長)で開廷した。被告は「殺すつもりはなかった」などとして殺人罪について起訴内容を否認、強姦(ごうかん)致死と死体遺棄 -
基地負担軽減、有名無実化に 沖縄に日本版海兵隊 政府検討、米軍移転後に
2017/11/01 13:00日米共同訓練に参加する陸上自衛隊員=2008年3月、沖縄県金武町の米軍キャンプ・ハンセン防衛省・自衛隊が来年3月に新設する陸上自衛隊の「水陸機動団」を沖縄県の米軍キャンプ・ハンセンにも配備する方向で検討していることが31日分かった。複数の関係者が明らかにした。2020年代前半に在沖縄米海兵隊約8千人がグアムなど国外に移転することをにらみ、次期中期防衛力整備計画(中期防)に盛り込むことを目指している -
防衛省、米軍の飛行再開を追認 ヘリ炎上事故、原因不明のまま
2017/10/27 14:00飛行を再開し、沖縄県東村高江の上空を飛ぶCH53E大型輸送ヘリコプター=18日防衛省は26日、沖縄県の東村高江で米海兵隊の普天間飛行場所属の大型輸送ヘリコプターCH53Eが不時着し、炎上した事故に関し「飛行の安全を確認するための一定の合理的な措置が取られたと認められる」との見解を公表し、米軍の飛行再開の判断を追認した。同日、米軍から説明を受けた事故概要や初期的な調査結果を公表した。事故原因は不明の -
米軍、高江炎上ヘリを搬出 県警の現場検証できぬまま
2017/10/20 12:00事故機の機体の一部を車両に載せる米軍関係者=19日午後、東村米軍普天間飛行場所属の大型輸送ヘリコプターCH53Eが沖縄県東村高江で不時着し炎上した事故で、在沖米軍は19日午後、解体した機体の搬出を行った。県警による実質的な現場検証はできないままで、日本側による事故の原因究明は一層困難になった。事故現場となった牧草地を所有する西銘晃さん(64)によると、米軍の現場責任者が19日、西銘さんに初めて謝罪 -
CH53Eが飛行を再開 高江米軍ヘリ炎上と同型機 事故原因説明なく
2017/10/18 15:00飛行を再開し、離陸する米海兵隊のCH53E大型輸送ヘリコプター=18日午前10時42分、米軍普天間飛行場【宜野湾】高江米軍ヘリ炎上を受け、飛行が停止されていた事故機と同型のCH53E大型輸送ヘリコプター1機が18日午前10時42分、米軍普天間飛行場を離陸した。県や市町村は原因究明までの飛行停止を求めていたが、在沖米海兵隊は詳細な事故原因を説明することなく、わずか1週間で飛行再開を強行した。普天間飛 -
【新聞週間】高江米軍ヘリ炎上 その時、記者は 取材奔走、読者のために
2017/10/17 12:00炎上した機体がよく見える住宅でカメラを構える報道陣=12日午前7時11分、東村高江11日に東村高江で発生した米軍ヘリ炎上事故で、琉球新報は北部地域を担当する北部支社に加え、中部支社や本社からも記者が取材現場に走った。住民の命を脅かす過重な米軍基地負担があらためて浮き彫りとなった出来事だ。15日から始まった「新聞週間」に際し、11日夕から12日未明にかけての記者の動きを、記者が共有する「メーリングリ -
福地ダム、高江米軍ヘリ炎上であわや停止 沖縄本島の6割送水
2017/10/16 13:00本島全域に6割の水を送っている県民の水がめ福地ダム=13日、東村川田【北部】米軍普天間飛行場所属のCH53E大型輸送ヘリコプターが炎上した沖縄県東村高江の現場から、県内一の貯水量を誇る福地ダムの流域の境目(流域界)までわずか400メートルだった。本島全域の飲用可能な水(上水道)の約8割が本島北部のダムから送水されており、そのうち福地ダムからの送水は約6割を占める。ダム近くでヘリが炎上していた場合、 -
米軍、現場立ち入り拒否 沖縄県、放射能調査求める 高江米軍ヘリ炎上
2017/10/13 14:00放射能測定器を膝の上に乗せ、現場に入る米軍関係者=12日、東村高江高江米軍ヘリ炎上を受け、翁長雄志沖縄県知事は12日正午すぎ、東村高江の事故現場を視察した。視察後、翁長知事は記者団に「悲しい、悔しい、そして怒り」と憤りをあらわにした。県が抗議をしても繰り返される米軍事故に「国に県が強いられている意味では、これが国難だ」と強調した。県環境部は11、12の両日、土壌中の放射性物質や有害物質の有無などを -
集落騒然、あわや大惨事 高江の米軍ヘリ炎上 何度も爆発音 「もう少しで死んでいた」
2017/10/12 14:0011日夕方、沖縄本島北部の米軍北部訓練場に近い沖縄県東村高江で米海兵隊のCH53大型輸送ヘリが不時着・炎上した事故。地元の住民が日ごろ抱いていた不安が現実となり、衝撃が広がった。昨年12月の名護市安部に米軍輸送機オスプレイが墜落し1年もたたないうちに、再び事故が起こった。「もう少しで死んでいた」「ボンボンと何回も燃えた」。東村高江の住民は声を震わせながら言った。満天の星空が広がる集落上空にはヘリコ -
沖縄戦米軍捕虜の魂安らかに…ハワイ初開催の慰霊祭200人以上の参列者
2017/06/06 13:00沖縄戦で捕虜となり、移送先のハワイで亡くなった県人12人の冥福を祈る、共同代表の(前列左から)渡口彦信さん、高山朝光さん、元捕虜の古堅実吉さん=4日(日本時間5日)、米ホノルル市の慈光園本願寺1945年の沖縄戦で米軍の捕虜となり、移送先のハワイで亡くなった県人12人を弔う慰霊祭が4日(日本時間5日)、オアフ島ホノルル市の慈光園本願寺で開催された。ハワイでの県人捕虜を弔う慰霊祭開催は初めて。元捕虜の -
合意ほご、旧駐機場「今後も使用」 米軍嘉手納基地、負担軽減に逆行
2017/06/02 13:00隣接住宅地域の騒音軽減のため1996年の日米特別行動委員会(SACO)合意に基づき今年1月に移転した米軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)の海軍旧駐機場について、同基地は1日、琉球新報の取材に対し今後も使用を続ける意向を明示した。その上で合意に「違反していない」との認識を示した。海軍旧駐機場を巡っては、5月31日に韓国オサン基地から飛来したU2偵察機が使用していることを受け、県や嘉手納町がSACO合 -
米軍作戦書類58万ページ公開「真実に迫る資料の一つ」沖縄戦究明へ
2017/03/31 16:00『捕虜となった民間人からの聞き取りで描かれた地下壕の絵』沖縄県公文書館は、沖縄戦に参加した米陸軍や米海兵隊の作戦報告書類約58万4千ページを31日から一般公開する。米国国立公文書館などが所蔵し、日本の国立国会図書館が集めた資料から収集した。県公文書館が一斉公開する米軍の沖縄戦関連資料としては最も多い。従来研究者が米国や東京で個別に収集していた貴重な資料が、県内でまとめて一般公開されることで、沖縄戦 -
翁長知事「沖縄の米軍基地、東京都心の面積に匹敵」と基地負担の重さを指摘
2017/03/27 11:00沖縄県の翁長雄志知事は24日、都内で開かれた共同通信加盟社論説研究会で講演し、沖縄県内にある米軍専用施設の総面積が1万8609ヘクタールで、東京23区のうちの都心部13区(1万8701ヘクタール)とほぼ同じ面積だと説明した。県外出身者でも基地負担の重さを想像しやすいように具体例を示した。講演後、記者団に「辺野古への気持ちはいつもある」と強調。県民の民意を顧みず、法治国家、地方自治の原則をないがしろ -
普天間地下水から化学物質 米軍基地由来か、高濃度「PFOS」
2016/12/27 13:00オスプレイが駐機している普天間基地=12月19日、沖縄県宜野湾市(写真・琉球新報社)米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の地下水3カ所から、法律で使用が原則禁じられている化学物質、有機フッ素化合物「PFOS」(ピーフォス)が高濃度で検出されたことが26日、分かった。上流側で検出された濃度と比較して下流側が突出して高い数値となっており、調査を実施した沖縄県環境部は「普天間飛行場から流入した可能性が極め -
オスプレイ飛行再開 墜落6日後、県民反発 米軍、県に直前通告
2016/12/20 12:00(写真・琉球新報社)【宜野湾】13日夜に名護市安部の海岸で墜落して以降、飛行を停止していた米軍普天間飛行場所属の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが19日午後1時58分、普天間飛行場を離陸し、飛行訓練を再開した。事故前の運用と同様、午後10時近くまで飛行した。詳しい事故の経緯や原因が明かされない中、地元の反対を押し切って事故から6日後に飛行再開したことに翁長雄志県知事をはじめ、県民から怒りの声が上 -
沖縄の米軍機墜落 復帰後48件目
2016/12/14 12:00オスプレイの翼部分を取り囲み写真を撮影する米軍関係者ら=14日午前10時19分、名護市安部沿岸(写真・琉球新報社)県内での米軍機の墜落事故は、今年9月22日に本島東沖で発生したAV8ハリアー戦闘攻撃機墜落事故までで47件発生しており、今回の米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの墜落事故を加えると48件になる。県内ではオスプレイの墜落事故はこれまで発生しておらず、初めての事故になる。県内で今 -
連日つり下げ訓練 オスプレイ 、宜野座民間地で 米軍、抗議を無視
2016/12/08 11:00物資をつり下げて、宜野座村城原区上空を旋回する垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ=7日、午後8時30分ごろ(友寄開撮影)【宜野座】宜野座村城原区の民間地上空で7日夜、米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが物資のつり下げ訓練を約3時間にわたって実施した。6日も訓練したことから、中嶋浩一郎沖縄防衛局長が同日夜、在沖米海兵隊訓練作戦部(G3)のテイラー大佐を直接訪問し抗議したばかり。7日午後には -
宜野座民間地でオスプレイつり下げ訓練 防衛局長が米軍に抗議
2016/12/07 11:00箱のような物をつり下げて飛行するオスプレイと、それを見る沖縄防衛局職員=6日午後4時35分、宜野座村城原区(写真・琉球新報社)宜野座村城原区の集落周辺上空で6日午後、米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイがつり下げ訓練をしていたのが確認された。集落付近でのつり下げ訓練は重大事故を招く危険性が高く、県はこれまで強く自粛を求めていた。中嶋浩一郎沖縄防衛局長は同日夜、在沖米海兵隊訓練作戦部(G3) -
知事、建設を事実上容認 沖縄・高江の米軍ヘリパッド「苦渋の最たるもの」 オスプレイ反対は堅持
2016/11/29 11:00(写真・琉球新報社)沖縄県の翁長雄志知事は28日、12月10日の知事就任2周年を前に報道各社のインタビューに応じた。米軍のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)新設が条件とされる米軍北部訓練場(同県東村・国頭村)の過半の返還計画について「苦渋の選択の最たるものだ。約4千ヘクタールが返ってくることに異議を唱えるのは難しい」と述べ、ヘリパッド建設を事実上容認する考えを示した。その上で翁長知事は「SACO(日 -
翁長知事「18%の米軍基地、想像を」 知事会研究会が初会合
2016/11/22 10:00(写真・琉球新報社)【東京】全国知事会は21日、沖縄の米軍基地負担の軽減を目指し知事会内に設けた研究会の初会合を千代田区の都道府県会館で開いた。出席した翁長雄志知事は米軍基地があることで経済的、財政的に潤沢だとみられることが「誤解」で、逆に「沖縄経済発展の最大の阻害要因」だと指摘し「本島内には18%の基地がある。地元で18%の米軍基地があると想像してほしい」と訴えた。研究会は埼玉県の上田清司知事を