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「大そうじは年末にする家庭が多いですが、場所によっては冬のそうじは非効率的。湿度の高い梅雨がもっとも汚れが浮きやすく、大そうじに向いている場所があるんです」

 

こう話すのは、All About家事・掃除・子育てガイドの藤原千秋さん。“梅雨そうじ”としてとくに勧めるのが、窓とベランダまわりだ。

 

「乾燥した冬に窓そうじをすると、水滴がすぐに乾いて窓に“拭き跡”が残りがち。でも湿度の高い雨の日なら、水切りが終わるまで水滴が乾かないので、ピカピカの仕上がりになります。それにこの時期ならベランダに出てそうじしていても、凍えるなんてことはありません」

 

そこで、この時期にしておきたい窓とベランダまわりのおそうじ術を紹介!

 

■ベランダまわり

 

おすすめの天気・大雨。雨水を利用してブラシで一気に汚れをこすり落とす。こするほど汚れていない場合は、ウエスで雑巾がけするだけでもOK。長時間頑張りすぎて風邪をひかないように注意して!

 

【用意するもの】デッキブラシ(または浴室用ブラシ)、雨合羽、ウエス(ぼろ布)。

 

1. 雨合羽を羽織ってベランダへ。湿らせたウエスで排水口を囲み、ゴミで詰まらせないようバリケードをつくる。

 

2. 雨水を利用し、ブラシで床の汚れをこすり落とし、ゴミを排水溝に集める。

 

3. 排水溝に集めたゴミをウエスの手前まで掃き出したら、ゴミをウエスごと捨てる。

 

■窓ガラス

 

おすすめの天気・小雨。冬に加湿器を使う家は窓の内側のゴムパッキンにカビが生えがちなので、アルコール除菌スプレーでカビ対策を忘れずに。窓の内側は油が混じったホコリや手垢などで汚れているので丁寧に拭こう。

 

【用意するもの】メラミンスポンジ、ガラス用クリーナー、アルコール除菌スプレー、バケツ、スクイージー、ウエス。

 

1. ウエスにアルコール除菌スプレーをたっぷり吹きかけ、ゴムパッキンを含む窓の内側全体を拭く。これでカビ予防ができる。

 

2. メラミンスポンジを水で軽く絞り、左上から開始(左ききの人は右上から)。メラミンスポンジを平行に動かし、下まで順に窓の外側を拭く。頑固な汚れにはガラス用クリーナーを使用する。

 

3. 2と同じ拭き順で、窓に残った水滴をスクイージーで拭き取る。

 

4. サッシにたまった水をウエスで拭き取る。同じ手順で窓の内側も拭く。室内の床がぬれないように、スポンジは固く絞る。

 

「ベランダは、大雨の日に吹き込む雨水を利用して効率的にそうじができます。とくにマンションの場合、ベランダは規約で水をまくことが禁じられていることが多いですから、雨の日こそが大そうじの大チャンスです」(藤原さん)

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