モノが散らかりやすいこの季節――。収納グッズを探しまわった本誌記者が出合ってしまったこのテープ。名のとおり、“ふしぎ”な機能がたくさん!
「整理整頓に使えるのが“ふしぎテープ”です。このテープは、モノには粘着せず、テープ同士だけがくっつくんです。散らかった小物をひとつにまとめたりできるので、家の中や引出しの中が簡単にスッキリしますよ」
そう教えてくれたのは、「ふしぎテープ」(800円・税別)を販売する仁礼工業営業部の高橋豊さん。テープなのにモノにはくっつかない……それっていったい?
「テープというと普通、粘着剤が使われますが、ふしぎテープは粘着剤を一切使っていません。なぜくっつくかというと、目に見えないミクロ単位で凹凸があり、面ファスナーのようにお互いに引っかけ合うことで留めているのです」(高橋さん・以下同)
昨年、大手テレビ通販で紹介されたところ、10分で完売。約7000個が飛ぶように売れたという。接着剤を使っていないので、お風呂やキッチンなどの水回りでも使え、留めたい物がぬれていても大丈夫。安心して使えるようにパッチテストを行い、皮膚に刺激がないことも確認済みだ。弱点は、紫外線に弱いこと。屋外では粘着力が落ちてしまうため、室内で使うのがベストだという。
ふしぎテープは、大手ホームセンターや大手通販サイトで手に入る。カーペットやこたつなど、まだ冬のグッズが残ってしまっている家でも、これを使えばスッキリひとまとめにすることができる。
そこで、高橋さんに片付けのアイデアを聞いた。
【1】じゅうたん
冬用のじゅうたんの片付けに。テープに毛や繊維も付着しないので、簡単にしっかりと固定できる。
【2】雑誌や新聞
取っておきたい雑誌などの収納にも便利。テープが表紙にくっつかず、十字にまとめれば持ち上げるのもカンタン。
【3】こたつの脚
押入れの中で迷子にならないように束ねて収納しておけば安心。次の冬に使うときものりでベタベタせず、簡単にはがせる。
【4】お皿
ガムテープなどでまとめようとすると、ベタベタしてしまうのが難点だが、それもふしぎテープで解決。複数のまとまりをさらに重ねて収納すると、テープ同士がくっつくのでズレにくい。
【5】薬類
用途に分けて束ねておけば、簡単に整理できる。テープの表面に書き込めるので、「コレ何(誰)の薬?」ということもナシ!
【6】はがきや書類
年賀状や封筒などの整理整頓に。束ねたまま一部を取り出したいとき、ほどかずにスッと抜けるのも便利。
【7】コード類
テレビの裏や机の下などに隠れがちな、余ったコードもすっきり。収納時は用途を書いておけば、紛らわしいコード類が一発で見分けられる。
【8】野菜
食品衛生検査に合格しているので、食べ物に使っても安心。水にも強く、キッチン回りや水の中でも使える。
【9】食べかけのお菓子
複数回、接着したりはがしたり再利用できるので、お菓子や食パンの袋の封印に。-40度まで使えるので、冷凍食品や冷蔵庫の中の保存にもOK!
【10】ハンガーのスベリ止めにも!
ハンガーにテープを巻き付けておけば、ズボンなどの衣類やベルトなどの小物のズレ防止に。
片付けのアイデアをぜひ参考にして、新生活の再スタートをきろう!