たとえ安倍政権の経済政策によって景気がよくなったとしても、サラリーマンの所得が上がるのはたぶんず~っと先。それまではママが“節約の鬼”になって家族を守らねば! と、いうことで今回は、ファイナンシャルプランナーの花輪陽子さんと福岡の節約主婦・小松美和さんに、プロの水道&光熱費節約術を指南してもらいました。
【サイト「家庭の省エネ大辞典」を活用】
「電気代を大幅カットするならアンペア数を1つ下げること。東京電力の場合、契約アンペア数を10アンペア下げれば、年間3千276円の基本料金が下がります。また、省エネルギーセンター発行『家庭の省エネ大辞典』には、省エネのコツが満載」(花輪・以下同)
【タブレットで電気使用量をまめにチェック】
「NTT東日本『フレッツ光』のオプション『フレッツ・ミルエネ』に入ると、家の中の電気使用量を専用タブレットやネットでチェックできます。補助金対象なので機器料金は実質タダで利用料は月210円。機器のレンタルは月額420円です」
【自治体の補助金】
「窓ガラスに『日射調整フィルム』を貼ると外の熱を遮断して、冷房代の節約になります。東京都港区や品川区ではこのフィルムの購入代の一部に補助金を出しています。また、墨田区では雨水タンクの設置に補助金を出しています。自分が住む自治体に、エコな制度があるか調べてみましょう」
【エアコンの設定は常に「除湿29度」】
「エアコンは、内部クリーン、プラズマイオン、除湿の29度設定。私の家は6畳2間ですが過ごしやすいです」(小松・以下同)
【いらなくなった服の布で拭き掃除を】
「掃除機をなるべく使わず、住居用ワイパーなどの拭き掃除をメインに行いましょう。専用シートの代わりに、着れなくなった服や使い古しのタオルなどを使って」
【掃除機を使うならスイッチONで一気に】
「掃除機は起電力がいちばん電力を使います。掃除機を使う前に、ものをどかすなど片づけをしておくことで、無駄なオン・オフをしなくてすみますよ」
【全自動洗濯機はスピードモードを】
「洗濯物の軽い汚れは、スピードコースで十分。これだけで標準設定より消費電力が60%、水量は30%抑えることができます」
【冷蔵庫の位置を壁から少し離しておく】
「冷蔵庫を壁から2~10センチ離して熱を逃がすだけで、消費電力を減らすことができます」
【お風呂の水は朝からためて気温を上げる】
「夏場なら朝から水をためておけば3度ほど水温が上がります。水温の上がった状態から沸かせば、ガス代の節約に。お風呂に黒いビニール袋をかぶせておくことで、熱を逃しにくくするというワザも」