アベノミクスによって物価は上がり、食品や外食、トイレットペーパーなどの値上げが続々と発表されている。ここは、とことん節約するしか家計は守れない。そこで今回は、大阪の節約主婦・嘉籐和美さんと節約アドバイザーの武田真由美さんに、食材費の節約術を指南してもらった。

 

【買い物前に在庫チェック、予算は期間を短く】

「冷蔵庫、冷凍庫、乾物、缶詰。在庫で2~3日過ごせるということも。また、食費全体の予算は月単位ではなく、週単位に分けて考えると無駄が減る」

 

【買い物は毎日、旬のものや割引商品を逃さない】

「スーパーでは、まず最初に割引ワゴンをチェック。目当ての野菜がなかったら、それに代わるものを探し、それでもなかったら、やっと野菜コーナーへ行く。優先順位のルールを決めましょう」(嘉籐・以下同)

 

【底値表を作る】

「特売日の日のキャベツの値段が1玉100円だとします。それを頭に入れておくだけで、198円なら高いなと感じて控えるように。この積み重ね“底値脳”を作ります」

 

【スーパーでは重いものからカゴに入れていく】

「スーパーでは“激安”の商品に目移りして、つい手が出てしまいます。無駄遣いを防ぐ方法として重い商品からカゴに入れる。私の場合は、牛乳と卵のパックを真っ先にカゴに入れます」

 

【調味料は5%オフ日】

「食用油、オリーブオイル、ごま油などの油類。砂糖、しょうゆ、ケチャップ、マヨネーズなどはストックがなくなってきたら、スーパーの『5%オフ日』にまとめて買います」(武田・以下同)

 

【肉の細切れを冷凍して多用する】

「鶏肉、豚の細切れは安いときにまとめ買いする。1食分の目安、50グラムずつ小分けしたものをラップに包み、冷凍保存。2週間はもちます。使うときは凍ったままフライパンやなべに入れるだけ」

 

【冷蔵庫内は『マスキングテープ』で仕分け】

「冷蔵庫がものであふれかえっていると、同じ材料を何度も買ってしまったりします。小分けだといつ買ったのかわからなくなるので、マスキングテープなどに購入した日付けを書いたり、色分けを」

 

【乾燥保存をマスター】

「夏はスライスしたきゅうりやプチトマト、冬はしいたけ、大根の千切りなどを天日で干して乾燥させます。水に30分ぐらいひたせば、簡単にもどせます」

 

【自家栽培に挑戦】

「1パック100円ぐらいの『豆苗』は、根っこを残して切り取ると、また葉が生えて2~3度は使えます。炒めものにしても、サラダにしてもおいしいですよ」

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