「気学家相は運気を自分で簡単に呼び込むことができます。家相を良くすることは、家庭を安定させ、一家の財運、平穏を保つ基本なのです」
こう語るのは、家相学の権威、壱会晃苗(いちえこうみょう)先生だ。家庭に幸せと平穏を呼ぶ気学家相は、古代中国の知恵を日本の風土に合わせた経験則の産物だという。
「気学家相で大事なのは『欠け』と『張り』。気学家相では家の輪郭を見て、出っ張ったところを張り、引っ込んだところを欠けといいます。家やマンションの外観が、正方形や長方形が理想なのです。一般に『張り』は吉相、『欠け』は凶相で、住んでいる人に影響を与えます」(壱会先生・以下同)
しかし、欠けと張りにもいいものと悪いものがあるという。
「欠けは一辺の3分の1以内のくぼみがある場合は凶相になります。反対に張りは建物の一辺の3分の1以上が出っ張っている場合はダメ。小さすぎる欠けは、悪い運気を呼びこむとされています。大きすぎる張りは“出すぎ”ということで、そこから運気をのがしてしまいます」
これらを踏まえて、お金が貯まる家とはどんな家か、聞いてみた。
「西はお金が象意(運勢を左右する方位)です。家の西側に欠けがある家は、お金が貯まらないといわれます。ここの欠けをなくせば、根本的に金銭の出入りが改善します。西に物置を置いたり、3分の1以内の張りを作るのもいいでしょう。ただし、長男がお金を使い込んでいる場合などは、跡継ぎの方位である東南の欠けをなくすことです」
物置を置く場合は、屋根とドアがあって、地面に物置の床がきちんとついているものを。また、欠けが大きな場合は、サンルーフやカーポートなどを設置するのもいいという。
「その場合も家とみなされるように、風の出入りのないようにするのが理想的です」
家の西側に欠けがないか、チェックしたい。