1月28日、都内で、映画『麒麟の翼~劇場版・新参者~』の公開初日舞台挨拶が行われた。発表会には、俳優の阿部寛(43)、溝端淳平(22)、女優の新垣結衣(23)らが登場した。

主演の阿部は「加賀恭一郎シリーズはドラマのときからみなさんに愛していただき、今回の映画版ではより深い人間ドラマが完成したと思います。本当に感無量です」と笑顔で挨拶をした。

新垣も「やっと今日を迎えられたという感じがして胸が熱くなっています。本当に幸せです」と感動していた。ドラマから出演している溝端は「阿部さんとコンビを組ませていただいたのは3作目でしたが、この先、俳優という仕事をやらせていただけるとしたら、すごく貴重な時間ですごくありがたかったです」と嬉しそうに語った。

また、父から子への思いを伝える本作を通じて、阿部は自らを顧みる部分も多かったようで、この日の客席にも80歳を超える阿部の父親が訪れていることを明かし「最近、親父と話をすることが増えました。今になってもっと早くにそういう話をしておくべきだったと感じています」と語り、会場の空気を和やかにした。(撮影:小山伸正)

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