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「秋なんてあったかしら?」と思うくらい、唐突に肌寒くなったこのごろ−−こんな年こそインフルエンザには要注意なんだそう。身を守るためには、ワクチンの予防接種が効果的だが、ワクチンを接種しても100%感染を防げるわけではない。

 

そこで今、抗ウイルス効果があるとして注目されているのが、植物から抽出された精油(エッセンシャル・オイル。一般にアロマオイルと呼ばれるもの)だ。植物から抽出された精油には、インフルエンザなどの感染症に効果的なものがあるという。抗ウイルス効果があるといわれるアロマオイルは、次の通り。

 

【ティーツリー】もっとも抗菌・抗ウイルス作用に優れているといわれる。炎症を抑える働きもあり、ニキビや水虫にも効果が。

 

【ユーカリ・ラディアタ】抗菌・抗ウイルス作用以外にも、さわやかな香りにはリラックス効果も。ティーツリーとのブレンドで効果UP。

 

【ラベンダー】安眠効果で有名だが、免疫力をUPし、感染症を予防する作用も。鎮痛作用があり月経痛、頭痛も緩和する。

 

【オレガノ】抗菌・抗ウイルス作用があるといわれ、インフルエンザ予防に役立つとも。抗酸化作用があり、アンチエイジングにも効果が。

 

【タイム】5種類あるタイムのなかでも「タイムリナロール」と「タイムツヤノール」は抗菌・抗ウイルス作用があるといわれ、インフルエンザ、かぜなどの感染症予防に効果的。

 

【ラベンサラ】免疫力を高めるといわれ、感染症予防に効果が。抗菌作用もあり、ニキビや皮膚疾患にも。子どもにも使える穏やかな作用が特徴。

 

すぎおかクリニック(船橋市)の市川壮一郎副院長はアロマオイルの使用法をこう語る。

 

「抗ウイルス作用のある精油をお風呂に垂らすだけでも効果があります。また、アロマポットを使って香りを吸い込むことや、マッサージオイルにして体にすり込むことも有効です」

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