これから旬を迎える、秋・冬の食材を使った保存レシピをご紹介します。新鮮なうちにたくさん仕込んでおきましょう。保存によって味がなじみ、さらに深まっていきます。
スイーツに比べると、料理バリエーションの印象が薄いさつまいも。でも、ピューレにすれば、クリームやソースの代わりに使え、とたんにアレンジの幅が広がります。おだやかな甘さは、コクを添える隠し味にも。特に肉に合わせると効果抜群です。
さつまいものピューレ
【材料】
※1リットルの保存ビン1本分
さつまいも…正味700g
牛乳…300ml
塩…ひとつまみ
バター…30g
【作り方】
1. さつまいもは1㎝幅に切り、厚めに皮をむく。
2. 鍋に①、牛乳、塩を入れて火にかけ、沸騰したら弱火にし、さつまいもがやわらかくなるまで20~25分ゆでて汁を捨てる。
3. すりこぎなどでマッシュし、バターを加えてよく混ぜる。保存ビンに入れ、ふたをして脱気する。
[冷蔵で1カ月保存可]
【脱気の方法】
深めの鍋の底にふきんを敷いてビンを置き、ビンが隠れるくらいまでぬるま湯を注ぎ、強火にかける。沸騰したら、静かにぐらぐらした状態を保ちながら火加減し、30分ほど加熱する。火を止めて冷まし、ふたが簡単に外れなければ脱気完了。
※使用するビンによって異なるので説明書を確認のこと。
〔アレンジ〕さつまいもとひき肉のムサカ風
【材料】
※4人分
さつまいものピューレ…400g
合いびき肉…300g
玉ねぎ(みじん切り)…1/4個
ホワイトソース(市販品)…200g
シュレッドチーズ…150g
オリーブオイル…大さじ1
塩…小さじ1/2
ケチャップ…大さじ2
【作り方】
1. フライパンにオリーブオイルを中火で熱し、玉ねぎを炒める。しんなりしたらひき肉を加え、肉の色が変わったら塩とケチャップを加えて炒め合わせる。
2. グラタン皿に①とピューレを交互に2回重ね、そのつど平らにならす。最後にホワイトソースとシュレッドチーズをのせ、200度に予熱したオーブンで25分焼く。
〝保存して感動〟のレシピが1冊になりました!
『ビンで保存する、おいしくなる。
シンプルライフの、春夏秋冬つくりおき』
現代の暮らしに役立つ「おかずの素をつくりおきする」「調味料をストックする」「食材を発酵させて健康的にいただく」ためのアイデアを紹介しています。おいしさの秘密は、プラスチックではなく、ガラスの保存容器だからこそ。〝保存〟以外にも、調理道具としてパンやスイーツを焼くこともでき、その美しいフォルムはうつわとしても活躍します。ガラス保存ビンは、まるで魔法の容器!
料理家5人の食卓、保存ビンのある暮らし
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保存ビンひとつでパンを焼く
春夏秋冬、旬の食材レシピ66
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本体1,500円+税
単行本(ソフトカバー)/128ページ
出版社:光文社
発売日:2016年10月20日