「“8億円”の一報を聞いた瞬間、ひょっとして同一人物が、1等を独り占めしたのではないかと思いました(笑)」と語るのは、ロト宝くじ戦略家の瀬戸口文さん。先週行われた、第7回『ロト7』で日本宝くじ史上最高額となる1等8億円が3口も飛び出した。
『ロト7』は賞金が高額ゆえに、1等の当せん確率は約1,000万分の1と低い。実際、第1回以降は5週連続で1等が出なかった。そのぶん次の回の1等当せん金に繰り越される『キャリーオーバー』の総額が膨れ上がっていった。
「『ロト7』」の当せん金額は、各回の発売総額と、当せん口数によって変動します。つまり、売上額が多く、当せん口数が少なければ、それだけ配当金が増えるシステム。キャリーオーバー発生時の1等当せん金額の最高は8億円(通常4億円)です。そのキャリーオーバーの総額が、約20億円にも膨らんだ先週は、1等8億円が複数口出る可能性があった。こういう場合、ロトに詳しい人たちは同じ数字を2口、3口買って狙うんです」(瀬戸口さん)
ただでさえ当たりにくい『ロト7』。当せん者が1人しか出ないことも考えられる。もし、それが自分だけだった場合、1口8億円どころか、同じ数字を2口買っていたら16億円、3口だったら24億円を独り占めできるというわけだ。そこで瀬戸口さんに、次に16億円のチャンスが訪れた際に使える“独り占め”の裏ワザをアドバイスしてもらった。
「まず、キャリーオーバーの額が10億円を超えたら、同じ数字を2口買う。これは基本です。次に、誰も選びそうにない数字をあえて狙います。だとえば、1番台数字(1〜9)、10番台数字(10〜19)、20番台数字(20〜29)、30番台数字(30〜37)という形に分け、7個のうち、同番台数字から、最低4〜5個を固めうちする。1番台数字からなら、1・2・4・6・8といった感じです。過去の抽せん結果を見ても、誰も選ばなかった“該当なし”では同番台数字が偏っています」
「そして、そのなかに必ず連番数字を絡めること。たとえば、10と11、25と26、32と33とか。人間の心理として、各番台数字から、まんべんなく7個をチョイスしがちです。これでは数字が人とかぶる可能性がある。どんな組み合わせでも当たる確率は同じ。そう思って、あえて偏った数字で狙ってみることです」
次のチャンスが待ち遠しい。