史上初の1等・前後賞7億円年末ジャンボ宝くじが11月22日から発売。そこで、本誌が注目したのは、10月18日に抽せんのオータムジャンボの1等当せん売り場。全国12売り場のうち、2つの売り場が地下街だった。地下街は人の流れが多いことから運気の流れもバツグンによい場所だという。
今年サマー、オータムと連続1等を出した名古屋市『栄エンゼルCC』。この売り場は繁華街・栄、松坂屋本店北館の地下にある。店長の高木泰さんは次のように話している。
「今年の夏は猛暑。冷房が効いて買いやすい地下街だからか売り上げも好調。そのおかげかサマー1等・前後賞5億円が出て人気売り場になり、オータムでも1等が出ました。“地下が幸いした”としか思えません」
本当に地下街は幸運を呼ぶのか?確かに過去の1等当せん店を調べてみると、この2年で当せん本数は急増していた。風水建築家の山下剛さんはこう解説する。
「風水では地下に龍脈というエネルギーが走っていると考えます。また人通りの多い地下街はよい気がたまりやすい。とくに今年のえとの癸巳(みずのとみ)は陰にエネルギーがたまるとき。地下街で奇跡が起こりやすいと予想されます」
京都市営地下鉄京都駅改札前『地下鉄京都CC』は、’12年年末6億円、’13年ドリーム1億円と、奇跡の大当たりを出した。この店では、昨年の年末から京都特産の万願寺唐辛子にひっかけて店頭に『万願寺1等唐子』というぬいぐるみを下げている。
「みなさん、買った宝くじをこれにこすっていくんです。昨年末6億円を当てた方もそうしたはずです」(販売員・辻井千恵子さん)
また、駅地下がリニューアルしたときも大当たりの出る確率が高まっているようだ。JR東京八重洲口の『八重洲地下街CC』は’11年のリニューアル直後に、震災復興くじ1等1千万円、年末1等・前後賞3億円と大当たり!
「復興くじを当てた方はご夫婦で当せん確認に来ました。すでに店頭に“1千万円が出ました”という告知ポスターが貼ってあったのですが、奥さんが『これ、私なの』と」(販売員・木村鈴代さん)
同じく地下街がリニューアルして福を招いたのは’11年にJR札幌駅とすすきの間の地下道チ・カ・ホが全面開通した『大通地下CC』。
「全面開通した直後、’11年年末で1等・前後賞3億円。地下道で札幌駅とすすきのがつながることで、人の流れがよくなったおかげ」(藤田隆店長)
地下街売り場は、まさに億にチカい場所なのかも。