「下半身を鍛えるとi花粉症対策に効果あり」と川島郎先生

環境省『平成24年春の花粉総飛散量の予測』(平成23年12月27日発表)によると、今年のスギ・ヒノキ科花粉総飛散量は、例年との比較では全国的に例年並みか、例年よりやや少なくなる見込みだ。

 

しかし、油断は大敵! 大量に花粉が飛んだ昨年より少ないというだけで、花粉は今年も飛んで来る。花粉症の人は、今から体質改善をしましょう。

 

「体を温めると血流がよくなり、体のすみずみまで酵素や栄養分が行き渡り、体の細胞が活性化します。それにより免疫力もアップ。体温が1度上がるだけで免疫力は5〜6倍になるといわれています」

 

そう話すのは、医学博士で東京女子医科大学付属青山自然医療研究所クリニック所長の川嶋朗先生。先生によると、花粉症は生活習慣を見直し、体質改善をすることで治る可能性のある病気だという。先生はこうアドバイスする。

 

「冷たいものを取らない、足腰を冷やさない、寝る前に入浴で体を温めるなど、日常生活で冷えを改善する工夫を。また、冷えを改善するには体の熱産生器官である筋肉を鍛えることも大切です。とくに、全身の筋肉の70%が集まる下半身を鍛えるのは効果的です」

 

花粉が体内に侵入することで、さまざまなアレルギー免疫反応をおこしてしまう花粉症。こうした症状を抑えるためには、まず、体質改善で免疫力をアップすることが大切なようだ。

 

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