「糖尿病の尿にはアリが集まる!?」医療ジンクスを検証2

「○○をすると死ぬ」「△△をするとボケない」などなど、まことしやかに伝承されてきた体にまつわる言い伝え。あれって迷信? ホントなの? そこで気になる「医療ジンクス」の数々がウソかまことか、医療の知識豊かな専門家に判定してもらった。検証その2。

●トゲや針が血管に入ると、心臓に到達して死んでしまう
名古屋セントラル病院糖尿病・内分泌内科の山本祐歌先生によると、これはウソ!
「毛細血管の太さは、赤血球が1個通れるほどしかありません。トゲや針が通過できるとは考えにくい。心臓に達するまでに炎症反応が起こり、化膿するだけでしょう」

●スイカやブドウの種を飲み込むと、お腹から芽が出る
それでは口から入った食べ物の種はどうなるのか? 東京慈恵会医科大学付属病院形成外科の森克哉先生は言う。

「消化されるか便として排泄されるため、ないとは思いますが、誤って肺に入ると発芽する可能性はあります」
事実、’07年に中国でイネ科の植物が、’09年にロシアでもみの幼木が、’10年には米国でエンドウ豆が、それぞれ肺から発芽したとの報告があるという。

●糖尿になると、おしっこにアリが寄ってくる
糖尿病の専門家、前出・山本先生はこう答える。
「ホントです。そもそも患者の尿にアリが群がったことから、糖尿という症状が注目され、ひいては糖尿病の発見につながったんです」

●チョコレートを食べすぎると、鼻血が出る
医学博士で医療ジャーナリストの森田豊先生によると、これは根拠のない話だという。
「チョコと鼻血の因果関係を示す医学的根拠はありません。子供が虫歯にならないよう、親が考えた警告なのでは」

 

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