話題のスポットやニューオープンのお店を、本誌編集者・めた坊(40歳独身。食いしん坊生活が続き、身長170センチで体重はかろうじて0.1トンを切るメタボ体形に成長)が覆面取材。“勝手に対決”させるこの企画。今回のお題は、「紅葉日帰りバスツアー」だ。
まずは、日光ツアー(料金・9,490円)へ。集合は朝7時の新宿駅西口。早速、バスに乗り込み座席表を確認。一人での参加はめた坊だけ……。東北道を北上し、日光に到着した。今年は徳川家康没後400年、日光東照宮400年式年大祭の年に当たるため、例年よりも観光客が激増しているそう。
日光では輪王寺、東照宮、三代将軍・家光のお墓「大猷院」を見学。東照宮周辺の紅葉の見ごろは11月上旬から。訪れたのが少し早かったのか、色づきはまだまだ。一人旅のめた坊は、自撮り棒で記念の一枚。まだ使い方に慣れていないので、写真は顔がドアップに……。次はうまく撮るぞ、と意気込んでいたが大渋滞のため、いろは坂と華厳ノ滝での紅葉見学は残念ながら中止になった。気を取り直してお昼ご飯。いただいたのは日光名物・湯葉ずくめの『将軍膳』。湯葉スープが絶品!
スケジュールが短縮され、17時過ぎには新宿に無事到着。紅葉はまだまだだったけど、400年の歴史ある日光を堪能した。
翌週に同じく日帰りバスツアーで向かったのは「富士山」(料金・9,980円)。すばるラインで五合目までは車で登れるので、楽チンな旅。標高が高くなるにつれて、色づきが深まっていく。そんな車窓の風景を楽しみながら標高2千305メートルの五合目に到着。紅葉は、まさに見ごろ。こちらでも、すでに冠雪した山頂と紅葉をバックに自撮棒で撮影だ。
下山してから昼食は、ホテルのバイキング。カットステーキ、豚の角煮、串カツなどめた坊好みが豊富で大満足。その後は、ぶどう狩り農園へ向かう。マスカットベリーAという品種のぶどうをはさみでパッチンと切り落とす。1粒口に入れると、甘い果汁がたっぷり、1房を一気に頂いた。さすがに満腹で、帰りのバスでは熟睡だった。
【めた坊ジャッジ】紅葉をめでる日帰りバスツアーは、おひとり様でも十分楽しめた。だが、紅葉の景色より食い気のめた坊……。今回は、ぶどうが決め手で富士山の勝利だ!