話題の「腹筋女子」を目指したいけれど、「そもそも腹筋運動ができない!」と悩んでいる人は意外に多いよう……でも、大丈夫! じつは、腹筋運動より効果的なヨガがあった。スレンダーボディにしなやかな筋肉をまとう、ヨガ・インストラクターの花田美恵子さんに、そのポーズを教えてもらいました!
「ヨガを始めたのは13年前、ハワイ旅行がきっかけでした。できないポーズもあって、がぜんやる気になって(笑)。ちょうど子育ても一段落した時期でした」(花田さん・以下同)
4度の出産を経験したとは思えない、きたえ上げられたおなかの花田さん。日ごろ腹筋運動をしているわけではないのに、気づいたら、これほどまでに引き締まっていたそう。
「新しいポーズをクリアしていくのが楽しくて。この筋肉には、子どもたちもびっくりですよ。でも、難しいポーズをしなくても、正しい姿勢で呼吸するだけで、おなかまわりの筋肉は刺激できるんです」
【基本のポーズ】
1)肩の力を抜いて落とす。
2)腰を立て、おへそを上に引き上げる。
3)腹式呼吸を3回行う。
【腹筋ができない人のための下腹すっきりポーズ】
■ガス抜きのポーズ
あおむけに寝て両手でひざを抱え、胸に引き寄せて3呼吸する。両手は無理なく重なるところまででOK。腰と両肩は床から離れないように注意して。おなかが張っているときにも有効。
■合せきのポーズ
両足の裏を合わせ、できるところまで恥骨に引き寄せて、両手で持つ。無理であれば、足はつま先だけつければOK。そのまま股関節が痛くないところまで前屈し、3呼吸。
■船のポーズ
1)両足をそろえ、ひざを立てて座る。両手はお尻の横におき、ひざ下を床と平行に持ち上げて3呼吸する。腰が丸まりやすいので注意。
2)余裕があれば、そのまま両手をまっすぐ前に伸ばして3呼吸する。さらに余裕があれば、両足を上に伸ばして、上半身と下半身でV字を作る。
■立位前屈のポーズ
両足を軽く開き、大地を踏みしめるようにしっかり立つ。股関節から前屈し、3呼吸する。できれば、ひざの裏はまっすぐに伸ばす。手を足に添わせていけるところまででOK。
ポッコリと出やすい下腹に、内からも外からも刺激を与える4つのポーズ。自然に姿勢もよくなってくる。ここでも基本のポーズを意識して。腰やひざを痛めないよう、無理は禁物だ。空腹時に行うと、より効果が期待できる。
「大切なのは毎日続けることなので、ぜひ習慣にしてください。体も気分もリフレッシュできますよ」