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「今年こそは老後資金を貯める!」そんなあなたは、去年も同じことを言っていませんでしたか? 同じ轍を踏まないために、お金の賢人に秘訣を聞きました。

 

【「家計財布」と「浪費財布」2つ持ちで家計管理を】家計再生コンサルタント・横山光昭/目標貯蓄額:収入の約17%(理想は2割だが、きついので……)

 

家計再生コンサルタントの横山光昭さん(47)は、2つの財布を使い分けている。

 

「まずは『家計財布』。食費や日用品などに使う、普段使いの財布です。週に1回、定額の生活費を入れます。わが家は毎週月曜日に2万円。同じ金額を同じ曜日に入れれば、残りの日数のやりくりを把握できます。よく使うスーパーのポイントカードも入れています」(横山さん・以下同)

 

さらに、予備費2万円と保険証などを仕切りなどで分けてしまう。

 

「医療費などの急で臨時の支払いに対応できます」

 

もう1つが「浪費財布」だ。

 

「家計を一生懸命切り詰めていると、節約疲れになってしまいます。時には今まで我慢したものを買ったり、あえて浪費するなど、“プチ贅沢”も必要。そのためのお金を貯める節約財布を作りましょう」

 

浪費財布には余った生活費の一部を入れる。大切なのは家計財布から直接“浪費”とわかっている支出は出さないこと。逆に家計財布のお金で生活し、浪費財布から生活費を出さないこと。この2つの財布を、子どもも含めて家族全員で管理する。

 

「妻が1人で節約を頑張っている家庭が多いですが、2つの財布を家族で管理することをきっかけに、一人ひとりが協力して、家計に関わることができます」

 

財布に入れる予算は、月の平均貯蓄額をもとに、算出してみよう。

 

「貯蓄目標は収入の20%といわれますが、それだと少しきつい人も。長く続けるためにも、少し甘くした17%くらいがベストでしょう」

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