もともと写真を撮るのは好きな記者。「趣味でお金が稼げるかも」――そんな期待で始めたのですが、楽しみは少し違うところにありました!
「投稿した写真を、使いたい企業に買ってもらえる“写真販売アプリ”が話題です。お小遣い稼ぎができるかもしれませんよ~」
新入社員K君の誘いに「やる!」と即答した本誌アラフィフ記者。
K君曰く、「写真販売アプリには『シャッターストック』や『Selpy』があります。SNSにアップする感覚で気軽に写真を出品できるみたいです」
なんか、難しそうだ~(汗)。
「『スナップマート』なら初心者でも簡単に出品できそうですよ」
そこで、K君に手伝ってもらいながら写真販売アプリ「スナップマート」に挑戦することに。まずはスマホにアプリをダウンロード。
アプリを起動して、トップ画面の「出品」ボタンを押すと、スマホのアルバムから写真を選べる。そこから朝日や自然の風景写真をセレクト。
次に写真の「検索ワード」を2つ以上つける。たとえば「朝日」の写真なら、「朝日」「太陽」「空」などと設定する。
最後に「写真のタイトル」と「コメント」を書いて出品完了!
この作業、スマホに詳しくない記者でもゆっくりやって5分ほど。
登録初日には7枚の写真を出品。するとさっそく「○○さんがあなたの写真にハートをつけました!」と「like」のお知らせが! これSNSの「いいね!」と同じかも~。3日目には33likeのお知らせが届いた。
likeしてくれた人が出品している写真を見てみると、どれも美しい。「こんな撮り方してるんだ」と勉強にもなる。
仕事の行き帰りも「この花、撮りたい」「空がきれい」と風景を見る視点が変わってきた。
3日目、コンテストにもトライ。各コンテストにはそれぞれ「ダイエット」や「カフェ」などテーマがある。このテーマに沿って写真を出品。入賞すると賞金がもらえる仕組みだ。K君は「ハイキングフォト」、記者は「自然豊かな五島列島フォト」に応募!
それから毎日、少しずつ出品するも買われる気配はなし。K君の「likeは増えるけど、全然購入されませんね」の言葉に「お小遣い稼ぐの無理かも……」とついボヤきが出てしまった。
20日ほどで、71枚を出品。コンテストにも16枚を応募した。
そして出品を始めてからちょうど3週間目。「おめでとうございます! あなたの写真が購入されました!!」のお知らせが! 写真は、五島列島の福江島で撮った教会のマリア像。
「買取り価格86円」なり~!! 調べてみると、WEBメディアの旅行記事に自分の撮った写真が。売れて企業に使われるなんてすごい! と、金額は関係なくうれしくなった。
さっそくK君に報告。すると「僕は200枚ほど出品しましたが、まだ売れていません」との返事が。
そこで、写真を売るためのコツを聞くために、「スナップマート」の広報担当・村上あゆ美さんのもとへ、K君とともに出かけた。
今年で4年目を迎える「スナップマート」は、登録者が10万人を突破。その約7割が女性で20~30代がメインだという。
「4,000社以上の企業と個人ブロガーが写真を購入しています。一般の方が日常の中で撮った“等身大”の写真が人気なので、撮影もスマホで十分です」