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「『富岳』での試算結果では、国立競技場の客席スタンドで、全員がマスクをした状態、さらに観客の間に空席を設けることで感染リスクが下げられることなどがわかりました」

 

7月6日の定例記者会見で、こう語ったのは文部科学省の萩生田光一大臣(57)。東京五輪・パラリンピックのメイン会場である新国立競技場での新型コロナの感染リスクについて、萩生田大臣の指示のもと理化学研究所のスーパーコンピューター「富岳」で飛沫感染を解析したという。

 

6月に実施された政府やIOC、大会組織委員会などによる5者協議では、観客人数を「上限1万人」とする方針が決定。そのことから萩生田大臣は、会場内の観客人数を1万人としてシミュレーションしたという。

 

解析の結果として、「客席後方から風が吹いている条件では感染リスクは限りなくゼロに近い」と説明した萩生田大臣。続けて、「客席の前方から風が吹いている条件では、仮に1万人動員した場合の新規感染者数の試算は1名に満たない程度」と述べた。

 

さらに萩生田大臣は、「観客にはマスクをしていただき、席を空けて座っていただく前提なので、国立競技場に限っては極めて感染拡大は抑えることができるということが科学的にも証明できた」とも主張したのだった。

 

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出典元:

WEB女性自身

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