「以前は1日おきの買い物で、食費が外食も含め月7万円台。これではいけないとまとめ買いに変えたら月2万円台に減りました。買い物ルールの見直しで、月5万円も節約できたのです」
こう語るのは3人の子を持つワーキングママで、暮らしの中の節約術などを発信するインスタグラマーのゆきこさん。そんなゆきこさんだがまとめ買いを始めたころは、買いすぎたり足りなかったり、試行錯誤が続いたという。
「そのころから“食品ロスメモ”をつけ始めました。買いすぎて腐らせてしまったものを書き出して、冷蔵庫に張っておくのです。メモを見ていると、1週間で使い切れるおおよその量がつかめてきましたし、家族の好き嫌いや調理の仕方、それに、わが家ではどんな食材が使いづらいのかもわかってきました」(ゆきこさん・以下同)
ゆきこさんは、自分への戒めとして食品ロスメモを始めたが、思わぬ効果もあったという。
「以前は、夫が会社帰りにおつまみなどを買ってきて、それを食べることがありました。すると、私が作ったおかずが余ってロスになってしまうことに。でも、それを指摘するといつも夫婦げんかになるので、なかばあきらめていたんです。でも、食品ロスメモを見て、夫もムダを認識するようになったようです。会社帰りの買い物はほとんどなくなり、いまではおかずが余ることもなく、夫婦げんかもなくなりました」
ほかにも、食品ロスをなくすための工夫はあるのだろうか。
「たとえばキャベツや大根などは丸々1つを買わず、使い切りサイズを買うようにしています。たくさん買うと一見割安ですが、使い切れず腐らせてしまえば元も子もありません。お好み焼きなど、キャベツをたくさん使うとき以外は、丸々1つには手を出さないようにしています」