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冷え込みが厳しくなり温泉などが恋しい季節に、旅行支援を行う自治体があります。

 

たとえば徳島県では「ここちいい旅 徳島」キャンペーンが’24年1月末までの予定で実施中です。宿泊費は、対象の旅行サイトで5千円引きのプランを販売中です。また、宿泊者がグルメなどに使える「徳島旅・体験クーポン」が1泊1人5千円分、最大2泊で1万円分もらえます。2つを併用すれば、1泊で1人1万円、お得です。

 

宮城県仙台市の「仙台トク旅」は’24年1月末まで。宿泊費が最大3千円まで20%引きと、地域限定クーポンが1人1泊2千円分もらえます。7泊まで補助が出るので、のんびり旅行にピッタリでは。

 

神奈川県横浜市の「食べて! 遊んで! ハマって! ハマ旅」は3種の割引を’24年2月末まで実施中。宿泊1人以上で宿泊費が1万円以上なら2千円引き、2人以上で宿泊費合計が2万5千円以上なら5千円引き、3人以上で4万5千円以上なら9千円引きです。グルメなどが最大2千円まで4割引きになるキャンペーンも。

 

なかには、平日・休日で補助額に差をつける自治体もあります。

 

宮崎県の「秋冬泊まっ得!welcomeみやざきキャンペーン」では、地域で使えるクーポンを平日は3千円、休日は2千円分配ります(’24年1月末まで)。

 

福岡県の「ふくおか平日おトク旅」観光キャンペーンは宿泊費が最大3千円まで20%引きですが、補助は平日の宿泊のみ。福岡市・北九州市に宿泊する場合も対象外です(’24年2月16日まで)。

 

観光を支援する自治体は、寒い閑散期に旅行客を増やすのが目的ですから、人が動く年末年始は対象外。混雑する休日や場所を避ける「ずらし旅」がねらいです。

 

とはいえ、最近は海外からの観光客も多く、コロナ前のにぎわいを取り戻したように報道されていますが、観光庁によると’23年8月の延べ宿泊者数がコロナ前の’19年8月より増えたのは東京都や北海道など10都道府県だけ。まだコロナ前に戻っていない自治体が観光を支援しているのでしょう。ただし、予算を使い切ると補助は終わるので、申し込みはお早めに。

 

年末年始の帰省も、仕事のない母と子どもは早めに移動し、時期をずらすと割安になります。特に交通費と宿泊がセットのパックツアーがお得です。

 

たとえば東京―新大阪間の往復新幹線とホテルプラザオーサカの1泊料金がセットで2万5千円というプランも。通常、のぞみの普通車指定席利用で往復2万9千440円ですから、ホテルで1泊したほうが安いケースがあるのです。

 

とはいえ、寒い時季に動きたくない方には、ふるさと納税の返礼品に寄付先への旅行券を選ぶのはいかがでしょう。今年の寄付額に余裕のある方におすすめです。

 

物価高で大変な’23年を乗り切ったご褒美に、補助を利用してお得な旅を楽しむのもいいのでは。

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