雨で外干しできない洗濯物を部屋干ししたら、洗った衣類なのに、なぜか生乾きのボロ雑巾のような“くっさ~い”臭いが……。そんな経験をした人は多いだろう。
先週、沖縄・奄美地方が梅雨入りし、これから約2カ月間、日本はジメジメ、ジトジトした湿気の多いシーズンを迎える。この時季、頭を悩ます家事といえば洗濯だろう。とくに気になるのが部屋干しによる洗濯物の臭いだ。
「部屋干しでの衣類の生乾き臭は、雑菌の繁殖によるものです。生乾きの臭いの原因は“モラクセラ菌”という菌で、この菌を洗濯物につけない、増やさないことが、重要なポイントになります」 こう語るのは、家事アドバイザーの河野真希さん。
あの嫌~な生乾き臭は、ふだんからやりがちな、間違った洗濯&部屋干し習慣を改めることで防ぐことができるという。
さっそく、河野さんに部屋干しNG習慣と、その対策を教えてもらった。
【 NG習慣(1)】洗濯物を洗濯槽の中で保管
「洗濯前に汗や汚れがついた衣類を洗濯槽に入れ、ため込んで保管するのはやめましょう。そのまま蓋なんかした場合、雑菌を繁殖させてくださいと言っているようなものです。洗濯槽にカビが生える原因にもなります。
通気性のいいランドリーボックスに保管してください。ただし、ぬれたタオル、衣類などは一度ハンガーなどにかけて乾かしてから入れること」(河野さん、以下同)