漂白剤につけても取れない汚れも、身近なアイテムで驚きの仕上がりに(写真:プラナ/PIXTA) 画像を見る

漂白剤につけ込んでもとれない汚れ……。自分ではきれいにできないと諦めている人も多いのでは?身近なアイテムを使った洗濯ワザで、しつこい汚れを一網打尽にしよう!

 

「家事のなかで料理好き、掃除好きな人は多いですが、毎日の洗濯は楽しみを見いだしにくい作業です。でも、ちょっとした意外な裏ワザで、汚れがとれてきれいになると達成感が味わえて気持ちいいですよ」

 

そう語るのは、“洗濯のおにいさん”こと、クリーニング師の戒能駿平さん(33)。

 

愛媛県松山市で創業63年目となる「ふくやクリーニング」の2代目だ。業界最年少で繊維製品品質管理士を取得し、全国アイロン仕上げ大会4位の実力を誇る、まさに洗濯の達人。

 

7月には、悩みを解決する洗濯の百科事典アプリ「せんたくん」もスタートさせた。

 

「幼いころから、祖父母が創業した店を継いで、クリーニングで生きていくことを志しました。お客様と“服の喜ぶ”姿を願い、クリーニングをしています」(戒能さん、以下同)

 

戒能さんは、「日本一洗濯をわかりやすく教える人」として、あらゆる悩み相談にのっている。

 

「コロナをきっかけに、SNSで、繊維の基礎知識や、服を長持ちさせる注意点などの発信を始めました。なかでも、ふにゃふにゃになったトートバッグを洗濯のりでよみがえらせた投稿は、224万人に届き、いいねは1.4万と、反響がありました」

 

■漂白剤で消えない汚れにも身近なアイテムが効く!洗濯ワザ5

 

そこで今回は、意外なもので、汚れを落とす簡単洗濯ワザ5つを教えてもらった。漂白剤や通常の洗濯洗剤では落ちづらい汚れも、身近なアイテムで劇的にきれいにすることができる。

 

【1】ボールペンのシミは、アルコールジェル

 

「ジェルのアルコール成分が、ペンの色素や油分を落とします。汚れ部分にとどまってくれるように、粘度のあるジェルタイプを使うのがコツです」

 

(1)ジェルをシミに直接塗り込む
(2)シミの下にティッシュを敷き歯ブラシで優しく下に叩いてティッシュにうつしてとる
(3)洗濯機で洗濯する

 

【2】トートバッグの黒ずみには、消しゴム

 

「毎日使うトートバッグは手あかや埃で見た目以上に汚れています。素材は綿が多いので、がしがしこすっても大丈夫。消しゴムでこすった後は、洗濯洗剤を溶かしたぬるま湯に浸してさらに汚れを浮かせてください。スニーカーのソールに近いところも汚れの種類が似ているので、この消しゴムワザが使えます」

 

(1)消しゴムでバッグの黒ずみをゴシゴシこする
(2)洗剤を溶かしたぬるま湯にバッグを浸す
(3)せっけんとブラシで汚れをこする
(4)洗濯機で洗濯する

 

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