映画『君のクイズ』で主演を務める中村倫也(39)。クイズ界の絶対王者・三島玲央を演じた本作は、知識だけでは勝てない競技クイズの奥深さと、人間ドラマが描かれる。
「クイズプレーヤーってこんなに多くのことを考えているのかと驚きました。攻め方や判断に性格や思考が表れる。“解答に人間が出る”というのが腑に落ちて、役づくりのヒントになりました」
三島は感情を抑え、クイズにすべてを捧げるストイックな人物。中村自身は「楽したいから準備するタイプ」と笑い、その違いをこう語る。
「夏休みの宿題も最初に終わらせるタイプなんです。仕事でも、現場で慌てたり後悔したりしたくないから、手前でできることは全部やっておく。几帳面ではあるけど、三島みたいなストイックさとは違いますね」
そんな自分と異なる人物を演じるからこそ、撮影中は緊張感を保ち続けた。
「気を抜くとすぐ素が出てしまうので、ずっと張り詰めた状態を意識していました。予告映像を見ると、そのときの疲れを思い出すくらいです(笑)」
共演者とのやりとりも見どころだ。天才クイズプレーヤー・本庄絆を演じた神木隆之介(32)については、
「隆が本庄をやると聞いた時点で楽しみでしたが、現場で見たらやっぱり圧倒的でした。座っているだけで空気が違うし、もう本庄なんですよね。思わずニヤニヤして、心の中で“いいね”を押してました(笑)」
さらに、番組プロデューサー役のムロツヨシ(50)との共演にも確かな手応えを感じている。
「ムロさんは人を食った芝居が本当に上手で、“ムロツヨシ史上1位のハマり役”だと思ってます(笑)。2人と対峙するシーンは、自分が想像していたものを明らかに超えました。慣れている人同士だと、それぞれが集中するタイミングを尊重しながら過ごせる。一言もしゃべらなくても成立する関係性ですね」
一方で、後輩との関係には少し照れもあるようで……。
「年上の方とは楽なんですけど、下から来られるとちょっと困っちゃう(笑)。自分が若いころ、無名でも面白がってくれる先輩がすごくありがたかったので、そういう存在にはなりたいと思ってるんですけど、いまだに照れちゃいますね」
多忙な日々のなかでも、「基本的に悩まないタイプ」と語る中村。プライベートでは、こんな“答えの出ない問い”と向き合っているそうだ。
「近所にいる白と黒でしっぽが長い鳥の名前が知りたいんですよ。写真を撮ろうとしても逃げられちゃって、全然わからない(笑)。それが今いちばんの謎ですね」
【INFORMATION】
映画『君のクイズ』
5月15日(金)より全国東宝系にて公開。絶対王者・三島玲央(中村倫也)は、生放送のクイズ番組の決勝で、対戦相手の本庄絆(神木隆之介)が問題を1文字も聞かずに正解したことに疑念を抱く。やがてやらせ疑惑が浮上するなか、その謎の真相に迫っていく。
ヘアメーク:Emiy(Three gateee LLC.)
スタイリスト:松本ユウスケ(anahoc)
画像ページ >【撮り下ろし写真あり】クイズ界の絶対王者・三島玲央を演じた中村倫也(他6枚)
