“コロナ離婚”を回避する夫婦間ディスタンシング(JINSEIのスパイス!第74回)

【今週の悩めるマダム】

共働き夫婦なのですが、夫も私もテレワークになり、かれこれ3週間、四六時中一緒です。毎日三食ご飯を作って家事をこなしながら仕事の納期もあり、忙しくて頭がおかしくなりそうです。なのに、夫からは感謝の言葉がひとこともありません。むしろ、コロナのストレスで八つ当たりしてきます。(千葉県在住・40代主婦)

 

フランスでは、ロックダウン解除後にコロナ離婚で別れる夫婦が激増するだろうと囁かれています。そのいっぽうで、コロナベイビーが増えるとも言われています。ずっと家の中ですからね。仲よくするか、仲たがいするかどっちかというわけです。いまいちばんの問題は、コロナDVと言われていますね。外出制限は密室を生み出しますので、夫婦間のDVだけじゃなく、児童虐待も増えているようです。そんななか、フランスの警察は薬局と連携をとりました。DVを受けている人はまず薬局に逃げ込み、こっそり相談するというシステムを構築したのです。1人で抱え込まず、誰かに話を聞いてもらうことが大事なのだそうです。

 

さて、そこで僕からの提案です。ご主人と話し合って、役割分担をすることはできないものでしょうか? まずは自分も仕事があるのだとしっかり相手に分からせることが大事。それから、たとえば1日置きに夕食を作り合う、とか。朝とか昼はあえて一緒に食べない、とか。お互い独身時代に戻って、会社がある時と同じ時間割で動くわけです。うちの子はロックダウンが始まっても、いつもどおりの時間から勉強を開始し、夕方までは机に向かっています。こっそり様子をのぞきにいくのですが、本当にちゃんと勉強していて、驚きました。規則正しい生活をする方が精神は安定する、というのが息子の持論です。つまり、学校や会社があった時と同じような時間割で生きることで、夫婦が密にならない環境を作るという作戦です。離れると寂しくなるのが人情ですから、夕食の時間が楽しみになりますよ。月水金が奥様の料理当番、火木土がご主人、日曜日は一緒に料理をする、みたいな。え? 夫は料理なんかしない? そういう場合は、デリバリーでいいんじゃないですか? 火木土はデリバリーにしましょう。とにかく、奥様の負担を減らすことが最優先。夜だって、別のベッドで寝た方がいいかもしれません。とにかく、離婚をするくらいなら、お互いのよさを思い出すまで、距離をとるしかありません。

 

いま、世界中の人々が他人との距離を保って生きています。「ソーシャル・ディスタンシング」といいますが、離婚へ舵を切る前に、一度、夫婦間ディスタンシング運動をやるべきでしょう。夫との距離を保つことで、コロナ離婚を回避できるかもしれないし、お互いのよさを再認識できるかもしれません。離婚危機があるなら、夫婦間に社会的距離を! これ、効果ありそうですね。うちの場合、息子との2人暮らしが始まって以来、絶妙な父子間社会的距離を保っています。僕は基本仕事場、息子は子ども部屋。だから、夕飯時はいつも笑顔なんです。どんなに愛し合っていても、ずっと一緒は息が詰まってしまいます。息抜きを考えましょう。

 

【JINSEIの格言】

奥様の負担を減らすことが最優先。夜だって、別のベッドで寝た方がいいかもしれません。とにかく、離婚をするくらいなら、お互いのよさを思い出すまで、距離をとるしかありません。

 

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