映画『すみっコぐらし』は“疲れた大人”こそ救われるアニメ
(C)2019日本すみっコぐらし協会映画部

家の中で楽しめるエンタメや流行を本誌記者が体験する“おこもりエンタメ”のコーナー。今回は、昨年映画化されて話題を呼び、DVDになった『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』をご紹介します。

 

■『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』Blu-ray&DVD発売中。価格:Blu-ray4,100円、DVD3,500円(ともに税別、特典付き)。発売元/ファンワークス、DMM pictures。販売元:DMM pictures

 

電車でも教室でも端に座ってしまう日本人。そんな日本人らしさを持って生まれた『すみっコぐらし』は、リラックマなどを展開する「サンエックス」の人気キャラクター。

 

『すみっコぐらし』の特徴は、登場キャラクターの種類が多いこと。寒がりの「しろくま」、みどり色をした「ぺんぎん?」、恥ずかしがり屋の「ねこ」などの動物だけでなく、「いつか食べてもらうのが夢」という「とんかつ」や「えびふらいのしっぽ」も登場。

 

記者はエビフライのしっぽは食べる派ですが、一般的に残されるので「食べて食べて~」と言うキャラクターです。いつもモジモジしてすみっこに集まる習性のあるみんなが、ある日絵本の中に吸い込まれ、『桃太郎』や『赤ずきんちゃん』などの童話の世界を旅します。

 

性格の悪いコはいなくて、みんな不器用ながらもけなげで優しい。途中で出会う「ひよこ?」がまたとてもかわいくて、キュン死させられました。見るまでは子ども向け映画かなと思っていたのですが、大切な思いやりを呼び覚ましてくれて、子どもと見るだけでなく、むしろ疲れた大人に見てほしい映画です。

 

記者も、毎日の息苦しさがほぐされて、ふわふわの雲に抱っこされたような気持ちに……。原田知世が歌うエンディング曲にもすっかり癒されました。

 

(文:西元まり)

 

「女性自身」2020年5月26日号 掲載

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