フランスのママ友事情…みんな愚痴ばっかり!(JINSEIのスパイス!第97回)
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【今週の悩めるマダム】

先日、久しぶりにママ友とのランチ会に参加しました。すると、みんな口々に夫や子どもの愚痴ばかり……。たしかにコロナで大変だったのはわかりますが、聞いているだけで疲れてしまいました。こんなことで疲弊するくらいなら、ママ友との関係を見直そうと思っていますが、薄情すぎますか? (神奈川県在住・40代主婦)

 

ママ友との関係を見直すのがどうして薄情になるのでしょう。疲弊していると感じてしまうのであれば、ちょっと距離を置いてみるのもいいかもしれませんね。実は僕、フランス人のママ友がたくさんいるのです。驚かれると思いますが、ママだけのチャットグループに参加させてもらっています。イザベル、アニエス、レテシア、クレール、オディール、リサ、マリオン、レイラ……。総勢20人くらいの中に、パパは僕だけ。あまり男臭がしないからでしょうか? シングルファザーだからでしょうか? とにかく、物書きにとっては願ってもないチャンスですからね。社会勉強させてもらっています。ご意見番のような感じで、たまに男性側の意見を求められることもあります。

 

しかし、フランスの母ちゃんたち、みなさんの想像とは全然違うと思います。フランスのマダムといえば、女優のカトリーヌ・ドヌーヴのような、ゴージャスでファッショナブルで気の強い女性のイメージかもしれません。でも、実際はもっと等身大のお母さんなのです。というか、化粧っ気もなく、ファッショナブルでもないです(笑)。中には1人くらい絵に描いたようなマダムがいてもよさそうなものですが、これがまったく……(笑)。

 

そんなママ友たちは、ワッツアップ(欧米でよく使われるチャットアプリ)で、本当にくだらないことをだらだら話し続けています。その内容は、あそこのケーキが美味しいとか、あの先生のファッションセンスはひど過ぎるとか。あとは、夫の悪口や子育ての愚痴ばかり……。ね、何も変わらないでしょ? でも、僕は逆にその何でもない愚痴に安心を覚えたりしているのです。人間ですものね、多少、愚痴ってないとやってられないときもありますし。返事しないうちの愚息に、片づけを手伝わないうちの愚息に、いつも腹を立てています。だから、「自分だけじゃないんだ」と共感さえ覚えています。フランスも日本も、ママ友の会話に関してはあんまり違いがないのが実情じゃないでしょうか。

 

でも、ママ友たちの愚痴や他人の批判に嫌気が差すのもよくわかりますよ。行き過ぎた個人攻撃を年中聞かされているのであれば、気分が悪くなるのも当然。フランスのママ友たちの場合、個人攻撃が始まると必ず反対意見を言う人間が出てきます。上手にバランスが保たれるので、その点は楽です。日本だと「あんた、あの人の肩を持つの?」って言われたりするのでしょうか? だったら、仕方ないけど、ちょっと離れてもいいと思います。寂しくなったらまた戻ればいいのですから。さりげなく離れて、さりげなく戻ってください。適度な距離感を保ちながら、波風立たせないで、つかず離れず、すいすいと生きていくのが賢明です。

 

【JINSEIの格言】

ママ友会に参加しないのはなんの問題もありません。なんなら、コロナのせいにしちゃえばいいんですよ。「コロナで疲れたからちょっと休みます」って。あまり無理しないでくださいね。

 

この連載では辻さんが恋愛から家事・育児、夫への愚痴まで、みなさんの日ごろの悩みにお答えします! お悩みは、メール(jinseinospice@gmail.com)、Twitter(女性自身連載「JINSEIのスパイス!」お悩み募集係【公式】(@jinseinospice)、またはお便り(〒112-0811 東京都文京区音羽1-16-6「女性自身」編集部宛)にて絶賛募集中。 ※性別と年齢を明記のうえ、お送りください。

 

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