「’14年には、ポップコーンがはやりましたよね。私、専門店に行って、全種類、食べてきちゃいました。そうやって自分でおいしいものを試すのも好きだし、話題のお店に連れて行ってもらうのも、大好きなんです」
そう話すのは「もえあず」こと、もえのあずき。『元祖!大食い王決定戦』(テレビ東京系)などに出場し、かわいいルックスからは想像できない爆食ぶりを披露している。ふだんはアイドルグループ「バクステ外神田一丁目」のメンバーを務める、現役のアイドルでもある。
そんなもえあずが’15年に推すのは、「パン」だという。大阪出身の彼女、パンに熱い視線を送るには理由があった。母親が買ってきてくれた大阪のパンがおいしくて、東京にも進出してこないかと切望しているためだ。そのお店とは?
「まずひとつは、JR福島駅(大阪市福島区)近くにある『パネ・ポルチーニ』の『もちパン(168円)』。その名のとおり、お餅のような、何とも言えない食感なんです。私が出合ったのは3〜4年前。もしこのまま東京では売らないというのであれば、私が代わって、東京にお店を出したいくらい!(笑)」
もちパンは米粉を使用したパンで、かなりボリュームのある大きさ。シンプルな甘さだが、そこが逆にクセになり、気付けば1個丸ごと食べてしまうのだという。小さなお店ながら行列が絶えない。
そしてもうひとつのお店は、パン屋さんではなく、中華料理の「桃谷樓」。IR大阪三越伊勢丹(大阪市北区)内をはじめ、府内各地に店舗を構える高級中華料理店だ。パンの話なのに、なぜ中華?
「ここには、『チャーシューメロンパン(3個540円)』があるんです。これも名前から想像できるように、サクサクのしたクッキー風のメロンパンの生地で、チャーシューのあんを包んだパンなんです。『えっ!?』と思うかもしれませんが、メロンパンの甘さと、塩味の効いたチャーシューが絶妙にマッチして、初めて食べたときは、こんなに合うのかとびっくりしました」
チャーシューあんは、香港出身の点心師が手掛ける逸品。お店によってはテークアウトできる。
’15年、懐かしくも新しいパンの味が、大食いアイドルだけでなく、世間をとりこにするのか!?