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山口県・阿知須温泉にある旅館「てしま旅館」に、行き場のないねこが暮らすことのできる「猫庭」が完成したと、話題になっている。

 

山口県は動物殺処分の件数が、全国でワースト3位(’14年度)。てしま旅館の前は自動車の通行量も多く、野良ねこの交通事故も絶えなかったという。

 

「スペースのある庭を改築して『猫庭』を作ることで、ねこを救うことができるのではないかと考えました」(てしま旅館の手島英樹さん・以下同)

 

ねこたちのすみかには、JRで使われていた貨物用のコンテナを再利用。側面をガラス張りにし、冷房を完備するなど、ねこたちが快適に暮らせるよう工夫されている。3〜4月に行ったクラウド・ファンディングで資金を集め、5月中旬に着工。大きなリフトを使ってコンテナを搬入するなど、大掛かりな工事が行われた。

 

「それもこれも、すべてはねこがよりよく生活するため。保護ねこや、お年をめされて飼えなくなってしまった方のねこを、優先的に受け入れていく予定です。また、お客様にも、庭のねこたちの様子を見てもらうことができますので、今後、そこから飼い主の募集をしていくことも考えています」

 

クラウド・ファンディングで集まった資金は今後、宿泊費と合わせて、ねこたちの生活費や運用費に充てられていくという。

 

「ボランティアだけでは、続けていけない部分もあると思っています。長く活動していくためにも、運用を工夫して、いろいろな人たちのアイデアを生かしていきたいです。殺処分ゼロを目指す中での、私たちからのひとつの提案でもあります」

 

6月1日から、この「猫庭」を眺めながらくつろげる宿泊プランも登場。自由に暮らすねこたちをひと目見れば、のんびり気分がアップするかもしれません!

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