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春の行楽シーズンが間近だが、新型コロナウイルスの流行で、旅行の予定を見直そうかとお悩みの人も多いのでは? そこで、旅行の変更・キャンセルで、損をしない方法を経済ジャーナリストの荻原博子さんが解説してくれたーー。

 

■旅行のキャンセル料には注意が必要!

 

まず、中国へのツアー旅行はほとんど中止になるでしょう。というのも、外務省が出す危険情報で、中国の湖北省などにはレベル3の渡航中止勧告、それ以外の中国と韓国の一部はレベル2の不要不急の渡航中止要請が出ています。旅先にレベル2以上が出るとほとんどのツアーは中止。その場合キャンセル料はかかりません。

 

また、航空会社も国際線を手数料なしでキャンセルできる「特別対応」を行っています。中国便については、JALは2月27日までに発券した4月20日搭乗分まで(2月27日発表)、ANAは2月26日までに発券した4月30日搭乗分まで(3月3日発表)。中国便以外の国際線は、JAL、ANAともに2月28日までに発券した3月19日搭乗分まで(3月3日発表)が対象です。

 

さらに、JALとANAは特別対応を国内線に広げました。3月19日までに搭乗分には手数料なしで変更やキャンセルができます(3月2日発表)。格安航空会社の対応はさまざまですので、よくご確認を。

 

ほかにも、韓国や台湾便などが一部運休します。搭乗予定の便が運休になると、手数料なしで予約の変更やキャンセルができます。

 

注意したいのは、自分でネット予約したり旅行社に個別で予約してもらった宿泊先です。レベル2以上が出ても、自動的にキャンセルとはなりません。キャンセル料は宿泊先の規定によるので、早めの手続きをお勧めします。

 

「女性自身」2020年3月17日号 掲載

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