苦言を呈した前川喜平氏(写真:時事通信) 画像を見る

3月16日に沖縄・名護市辺野古沖で発生した修学旅行中の転覆事故から40日以上が経ったが、真相解明にはまだまだ時間がかかりそうだ。

 

同事故では、修学旅行中の平和学習の一環で船に乗っていた同志社国際高校2年生の女子生徒(17)と船長(71)の2名が死亡した。船の運航元である、米軍普天間飛行場の辺野古移設の反対運動などを展開する市民団体「ヘリ基地反対協議会」はもちろん、学校側の責任も厳しく問われている。

 

4月24日に、文科省は同志社国際高校に職員を派遣し、訪問調査を実施。松本洋平文部科学相(52)は21日の会見で、「さらに事実関係の確認が必要であり、学校法人としての管理・運営についても、文科省として直接訪問して話を聞く必要があると判断した。京都府と連携して実施したい」と、調査の必要性を訴えていた。

 

そんな文科省の調査に異を唱えた人物が――。かつて文科省で事務次官を務めた“OB”の前川喜平氏(71)だ。前川氏は25日、Xに《文科省の同志社調査はおかしい。私立高校での死亡事故は時々起きるが、文科省が自ら調査することは無い。必要なら所轄庁の都道府県に報告を求めればいい》と投稿。続けて《文科省がわざわざ同志社まで出向いたのは、与党の圧力によるものだろう。与党は事故そのものではなく、辺野古での平和学習を問題視しているのだ》と批判した。

 

しかし、事故後に船を運航していた「ヘリ基地反対協議会」が、海上運送法で定められている乗客を乗せるために必要な事業登録を行っていなかったことが発覚するなど、事故は運航元の責任も重いが、それ以上に学校側の“瑕疵”も指摘されている。

 

「事故当時、現場海域には波浪注意報が出ていたが、学校側は把握しておらず出航判断を船長側に一任。また、教員が1人も乗船していなかったことは当初から問題視されていましたが、生徒が救命胴衣を正しく着用できているかどうかの確認も学校側では確認していなかったことも判明。

 

さらに、会見時には明らかになっていませんでしたが、後の保護者会で教員が現地の下見に行っていなかったことも判明しました。女子生徒の遺族はnoteに《事前の安全、認可、保険の確認を行わず、さらに現地での引率放棄をよしとしたその感覚には言葉を失います》と記しています」(全国紙社会部記者)

 

また、「文春オンライン」の報道によると、修学旅行の過去のしおりには、基地移設反対の”座り込み”への参加を呼びかける文言が記載されていたという。学校側は”一般向け文書を転記しただけ”と釈明しているが、中立が求められる教育の場で、特定の政治活動に生徒を誘導していた疑いについて文科省は京都府を通じて調査を続けていたという。

 

「文科省によると、学校への問い合わせに対して学校法人同志社に設置された第三者委から回答が寄せられるなど、十分な意思疎通ができない場面もあり、直接の調査を決めたそうです」(前出・全国紙社会部記者)

 

こうした数々の学校側の不備が相次いで指摘されていることから、死亡事故を「時々起こる」ものとした上で、与党の圧力まで“深読み”した前川氏の投稿には、X上で疑問の声が続出している。

 

《前川喜平さんがとことんズレてることはわかった こういう人が学校行政に関わってたから日本がおかしくなったんだな》
《当初は高校を所管する京都府が調査を行なっていました。しかし要請に対してまともな資料提出がないことから、文科省がこれを問題視して、直接所管する学校法人への現地調査に至ったという経緯があります。この経緯を無視して、平和学習の否定だというのは論点ずらし、論理破綻としか言えないのです》
《当たり前だろ、しょぼい抗議船に乗って危険な基地建設現場へ連れて行くような修学旅行が企画されていることが問題 黙ってたらまた同じ事が起こるだろ》
《そりゃそうだよね。抗議船に高校生を目一杯乗せて、安全管理もしない危険な違法操業で、引率も付けず、趣旨説明もしないアレを『平和学習』と呼んで、高校生の死に真摯に対応せず、お仲間全員で自己保身に必死な馬鹿どもがいるから、本物の『平和学習』にとって大迷惑なんだよね。調査しない方が変》

画像ページ >【写真あり】批判を浴びたヘリ基地反対協議会の”腕組み会見”(他1枚)

出典元:

WEB女性自身

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