3月16日に沖縄・名護市辺野古沖で発生した修学旅行中の女子生徒(17)らが死亡した転覆死亡事故からまもなく1カ月半を迎える。
同事故では、同志社国際高校2年生の女子生徒と船長(71)の2名が平和学習の一環で乗っていた小型船が転覆して死亡した。安全の確認等を怠ったとして学校側の責任も問われている。当然ながら船の運航元である、米軍普天間飛行場の辺野古移設の反対運動などを展開する市民団体「ヘリ基地反対協議会」の責任を追及する声は高まっているが、日本共産党にも厳しい目が向けられている。
「事故後、ヘリ基地反対協議会に日本共産党の沖縄県委員会などの地方組織が構成団体として関わっていたことが指摘され、同党の田村智子委員長は会見でそのことを認めて、事故に哀悼の意を表明しています。もちろん事故そのものは運航元の責任によるものですが、事故から2週間経ってから構成団体だったことを公表するなど、“対応の遅さ”が指摘されており、一部では“隠蔽しようとしていたのでは?”といった疑問の声も寄せられていました」(全国紙・政治部記者)
そんななか、4月27日の共産党の小池晃書記局長(65)の記者会見での発言が波紋を呼んでいる。
記者から「運営者側からしっかりと謝罪を受けていない」として遺族が傷ついているとの指摘を受けた小池氏はまず、「辺野古の事故については、これは『ヘリ基地反対協議会』が亡くなられた高校生に心からのお詫びを申し上げて、尊い命を守りきれなかったことに対して深く重い責任を感じていると表明をしています」とお詫びして反省していると主張。
続けて、共産党の田村委員長と小池氏は「記者会見の場でお詫びと反省ということはこれまでも表明をしてきました。本当に胸の痛むことだったと思います。絶対あってはならない事故だったと思っております」と、共産党としても謝罪を表明していると話した。
一方で、何らかの事情により、運行団体は「事故の責任と併せて事故後の対応にも不十分で不適切な面があった」として遺族への直接の謝罪などができていないと認めつつ、「何もしなかったわけではないということは聞いております。ただ、それは言い訳にはならない。やはり結果としてお詫びできていなかったわけですから、そこはもう率直に反省しなければいけないし、お詫びしなければいけないと思っています」と答えた。
しかし、別の記者が運行団体について「普通の人から見たらですね、お詫びもまともにできない。 取り返しのつかないことをやっているのに比べて、お詫びとかそういうのが社会常識とかけ離れているように見える」と厳しく指摘。
これに対し小池氏は、「最初の段階から反省とお詫びということはお答えしています。ヘリ基地反対協議会も事故の当日に現地で記者会見をやって、私が今言ったようなことについては表明をしております」と反論。
記者がさらに「一生懸命擁護するのは構いませんけど」と口を挟むと、小池氏は 「擁護じゃなくて事実を言ってるんです。事実をきちんと踏まえた報道をぜひお願いしたい。 ヘリ基地反対協議会としてのこの問題についての謝罪は事故の当日に行われていますので」とあらためて会見で謝罪していると強調したのだが……。
「確かにヘリ基地反対協議会は、事故当日の16日夜に緊急会見を開いてお詫びを述べています。亡くなった生徒の通う高校が翌17日に会見を開いていることを考えても、対応自体は早かったと言えます。
また、会見冒頭で出席した2人の共同代表や事務局長の5人が立ち上がり『大変な事態を引き起こしてしまったということに対するお詫びをまずは申し上げたいと思います。申し訳ありませんでした』と深く頭を下げて陳謝したのも事実です。
一方で、出席した5人全員が、ジャンパーやスウェットなど普段着姿で、誰もスーツなどは着ていませんでした。また、鎮痛な面持ちを浮かべてはいるものの、会見中にたびたび腕を組んだり仏頂面を浮かべていた男性もいたことから、“本当に反省しているのか?”といった謝罪の姿勢が猛批判を浴びました」(前出・社会部記者)
学校側は、17日の会見のほか、24日と25日には保護者向け説明会を開いて複数回の謝罪や説明の機会を設けているが、運営団体の”謝罪会見”は16日のひんしゅくを浴びた会見のみ。そうした誠実とは言い難い姿勢だけに、小池氏による“擁護”には疑問の声が上がっている。
《あのヨレヨレの服でふんぞり返ってた会見がお詫びって事か?》
《お詫びをしていると言うが犠牲者の親御さんが謝罪を受けていないと仰ってる。誰に向けてしたの?》
《「間違っていない」と必死に防衛する姿を見せれば見せるほど、組織の信頼を失っていると気付かねえんだな》
《子どもか? 記者会見で腕組みしてふんぞり返っているのがお詫びか? 学校や被害者宅に謝罪に言ったのか?》
画像ページ >【写真あり】大顰蹙を買った運航団体の“腕組み会見”の様子(他1枚)
