安倍晋三元首相(享年67)が’22年7月に、奈良市内での応援演説中に銃撃を受けて亡くなってから4年が経過。7月5日に地元・山口県下関市で「偲ぶ会」が開かれ、約700人が参列した。
「命日の8日には事件現場の近くに献花台が設けられ、訪れた人は銃撃があった時刻に黙祷を捧げていたそうです。また、4日から『安倍晋三回顧展』が東京で開催され、17日からは奈良でも予定されています。事件当時に広がった衝撃は凄まじく、歴代最長の政権を率いた安倍氏を偲ぶ声は今も後を絶ちません」(政治部記者)
いっぽう、安倍氏を銃撃した山上徹也被告(45)は、母親が旧統一教会(現:世界平和統一家庭連合)に多額の献金をしたことで経済的に困窮し、恨みを抱いたという。教団の関連団体に安倍氏がビデオメッセージを送っていたことを知り、安倍元氏と教団の関連を疑って犯行に及んだとされている。
奈良地裁は今年1月に山上被告に殺人などの罪で無期懲役の判決を言い渡したが、被告側はこれを不服として大阪高裁に控訴。控訴審では事件が被告の生い立ちに与えた影響や、旧統一教会と安倍氏とのつながりなどが争点になると見られている。
事件の全容解明が待たれるなか、安倍氏の命日である8日には“ある画像”がXで物議を醸していた。
問題視されたのは、1枚のチラシが貼られたピンクのカラーコーンを収めた画像。煌びやかなデザインが施されたチラシの上部には、《安倍撃退4周年記念》と掲げられ、笑顔を浮かべる安倍氏のイラストには《山上さんありがとう!》と書かれた吹き出しが。そのすぐ下には《感謝と感動を 未来へ!》と、力強いフォントでつづられていた。
さらに、このカラーコーンが設置された場所は、東北大学の敷地内ではないかという情報も拡散。故人を揶揄するようなチラシに対して、Xでは次のように批判する声が相次いだ。
《不謹慎にも程がある。本当に酷すぎますね。信じられないです》
《これを許しても良いのか?? 死者を冒とくすぎるもので、ビックリした》
《別に安倍さんが好きでも嫌いでもないが、不快です。やって良い事と悪い事がある。節操のない言動には説得力も共感力もない》
また、東北大学に対しても、《これは……… 大学側が責任を持って撤去してほしい》《調査必要では?》と事実確認や対応を求める声が続出。“冒険家”を名乗る元不登校YouTuber・ゆたぼん(17)も、《酷すぎる。義務教育の敗北者。いや、大学だから高等教育の敗北者か》と反応していた。
ただ、画像からはカラーコーンを設置した人物はおろか、東北大学の敷地内に設置されたという事実は特定できなかった。
そこで本誌が9日に東北大学に事実確認を問い合わせると、10日に担当者から文書で回答が寄せられた。
チラシが貼られたカラーコーンが大学の敷地内に設置されていたかどうか事実関係を尋ねると、「本学敷地内に掲示されていた事実を確認しております。確認後、学内規則に基づき速やかに撤去いたしました。詳しい場所につきましては、差し控えさせていただきます」との回答が。つまり、チラシは無許可で掲示されていたということのようだ。
また、SNSで拡散された画像が波紋を呼んでいることについては、「SNS上で本件に関する投稿が拡散していることは把握しております。本学敷地内における無許可の掲示物につきましては、内容にかかわらず、施設管理の観点から適切に対処すべき事案と受け止めております」とのこと。
その上で「本学敷地内における無許可掲示物につきましては、これまでも学内規則に基づき対応しており、今後も同様の方針で対処してまいります」と、説明があった。
なお、チラシを掲示した人物は明らかになっていない。故人を冒涜するだけでなく、大学側も迷惑を被るような悪質ないたずらは決して許されないはずだ。
