激安1万5千750円!放射線測定器を先行チェック!

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「放射線測定器は、大きく言うと2つの種類があります。ひとつは真空管で測定するガイガーカウンター。もうひとつは、測定するシンチレーションという石を使用する方式の測定器です。

 

しかし今回、開発した測定器はセンサーに半導体を使用しております。先の2つの測定器は大量生産には向いていません。しかし、半導体を作る技術はかなり普及おり、安価に製造できます」

 

そう本誌に話すのは、エステーの開発担当チームの明神弘恭さん。

『消臭力』や『ムシューダ』などの消臭剤や防虫剤でおなじみのエステーが、家庭用放射線測定器『エアカウンター』を、10月20日に発売する。そのお値段は1万5千750円という激安価格だ。

 

ガイガーカウンターなど、従来の放射線測定器は、数10万円する高価なものから、平均で7~8万円ほど。しかも安価なものは中国製が大半で、中には数値が安定して測れないものもある。

 

明神さんはこう続ける。

「製品の開発のきっかけは、福島第一原発から約50キロ離れたいわき工場が被災しことでした。かなりの被害をうけまして、多くの社員が福島まで支援に行きました。

 

imageその時は、運よく放射能測定器を入手でき、実際に測定したりもしました。

弊社は『空気を換えよう』というキーワードのもと、さまざまな商品を開発してきました。お客さまが見えない放射線によって、空気に対して不安に思っていらっしゃるという現状に心を痛めたという思いが、この商品開発の第一歩でした。

 

また、従来の測定器の半額以下に値段を抑えることができたのは、いま一番の問題となっているセシウムから出る放射線だけを測定するように設計したからです」

 

本誌記者の子供も、今は幼稚園児。特に園庭の放射線量は親として気になる。

 

そこで、エステーの『エアカウンター』を実際に先行使用させてもらった。

大きさは縦8.2センチ×横6.2センチと、スマートフォンよりひと周り小さめ。重さも携帯電話くらいだ。ポケットにいれても気にならない。

操作は実にシンプル。中央のボタンを押すだけ。電源スイッチもついていない。

使用するのは、単四乾電池2本だけ。連続使用も約50時間となかなかのもの。商品には、「放射線の基礎知識」が学べる小冊子も付いてくる。放射線についてあまり詳しくなかった本誌記者にとって、これは嬉しい。

早速、東京都新宿区のエステーの社屋内の放射線量を測らせてもらった。 測定にかかった時間は5分強とちょっと長め。たしかに長いな、という印象だが、値段には替えられない。

 

測定結果は、最小値の毎時0.05マイクロシーベルトと表示された。これには、本誌記者も本気で安堵。

この『エアカウンター』が測れるのは、最大毎時9.99マイクロシーベルトまで。

放射線の被ばく限度量として設定されている基準値は、年間1ミリシーベルト(1千マイクロシーベルト)だ。

ということは、毎時約0.12マイクロシーベルトが家族の健康を守る一つの基準となる。この放射能測定器があれば、いつでもその基準を見極めることもできる。

 

本来、この測定器は大気中の放射線だけに反応する。しかし、本誌の取材結果、セシウム汚染度の非常に高い食品などには、反応を示すこともあるという。

「7月25日の商品の発表直後から、たくさんのお問い合わせをいただいております。

エアカウンターは、空間や場所の放射線を測定するものです。食品などを測定するものとしてこの商品は開発されたものではありません……。

販売は10月に1万個の出荷を予定しております。販売ルートは、ドラッグストア、ホームセンターとなります。しかし、現時点では予約を行う予定はありません」(エステー広報部)

 

家族の安全が気になるようなら、一家に1台あってもいいかも。

 

 

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