6日、都内で、映画『天国からのエール』の完成披露試写会が行われた。試写会の挨拶には俳優の阿部寛(47)、女優のミムラ(27)、桜庭ななみ(18)らが登場した。同作は、沖縄・本部町で弁当屋を営みながら、無料の音楽スタジオ『あじさい音楽村』を作り、若者たちの夢を応援した仲宗根陽(享年42)の実話をベースにした物語となっている。仲宗根役を演じた阿部は、役作りに関しては「全力で生き抜いた人なので、どう演じたらいいのかプレッシャーを感じていたが、沖縄で撮影し、彼の身近にいた人々と交流することで役を理解できました」と語った。その妻を演じたミムラは、「阿部さんとは初共演だったのですが、存在感・密度がすごい人だと思っていたので、阿部さんの力をお借りして役を理解しようと思った」と語った。劇中でバンドのボーカルを演じた桜庭は「私はギターに触ったこともありませんでしたが、手のマメがカチカチになっていくのを楽しみに頑張りました」と役作りには苦労したようであった。最後に阿部は「若い人たちが成長していく姿を切りとった映画。生きるヒントになるような、人の力強さと人との繋がりを感じてもらえたら」と見どころ語った。(撮影:柴田悟)

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