9月21日、映画『ステキな金縛り』の完成披露試写会が行われた。舞台挨拶には主演の深津絵里(38)、西田敏行(63)、竹内結子(31)、三谷幸喜(50)が登場した。この日は台風15号の影響により電車が止まるなど、会場にたどり着けなかった観客も続出した。劇場には空席も目立つ中、深いピンクの大人っぽい衣装に身を包んだ主演の深津は、会場を見渡しながら「皆さん命がけで会場に足を運んでくださってありがとうございます。みなさんの情熱、忘れません」と感謝の気持ちを込めた挨拶をした。初の三谷作品となる竹内は「浮いちゃいけない、とにかくなじまなきゃと思いました」と参加の緊張を語ったが、撮影中は「自分がサングラスをかけていて、目線が分からないのをいいことに、ずっと深津さんを見てました」と先輩である深津に憧れの視線を送っていたそうだ。三谷監督は、「今年は5という数字に縁があります」と切り出し、「5本目の監督作品、今年の5月に離婚して、5ヶ月が過ぎ、5kgやせて、また5kg戻りました」という自虐ネタで会場の笑いを誘い「目指すは興行収入50億円、欲を言えば55億5555万5555円」と目標を掲げた。(撮影:江口明裕)