1月19日、都内で、映画『はやぶさ 遙かなる帰還』の完成披露試写会が行われた。舞台挨拶には、俳優の渡辺謙(52)、江口洋介(44)、女優の夏川結衣(43)らが登場した。

本作は、地球から遥か彼方にある小惑星『イトカワ』の地表に到着して岩石を持ち帰るという世界初のミッションに挑戦した小惑星探査機『はやぶさ』のプロジェクトを描いたものとなっている。

渡辺は、「不思議な、いい映画になりました」と作品をアピールし、『諦めない!』という作品のテーマにちなんで、「日常はあきらめっぱなしで従順な毎日。仕事ではいろんな局面で、あのときはあきらめずに良かったなと思うことがある」と明かした。江口も「私生活では、ベクトルに従ってあきらめることが多いかもしれませんね。仕事だと、好きだからこそあきらめない。達成感を味わうとクセになりますから」と笑顔で語った。

また、プラネタリウムが宇宙を映し出している中、映画音楽を初めて担当した盲目のピアニスト、辻井伸行さん(23)も渡辺にエスコートされて登場し「謙さんは謙虚で腰が低くて、『自分もこうならなきゃ』と思いました」と絶賛すると、渡辺は「なんか怖いな」と照れ笑いしていた。(撮影:鈴木鍵一)

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