9月30日、日曜日のお昼前。神奈川県の土木建設業労働組合主催の『どけん祭り』が開催されていた横須賀市の『うみかぜ公園』に、思わぬ”サプライズ”が巻き起こった。突然、自民党の青年局長・小泉進次郎議員(31)が、会場に現れたのだ!

出席者たちが驚いたのは、この祭り自体が共産党系の労働組合が主催するものだったから。自民党の現職議員が共産党のイベントに参加するなど、普通はありえないことだ。地元の建設業関係者は言う。

「あっという間に、若い女性や子供連れの主婦を中心とした人垣ができていました。『一緒に写真をお願いします』といったリクエストにも、爽やかな笑顔で応じていましたね。進次郎議員と一緒に写真に収まっていた人の中には、腕章をつけた運営スタッフまでいて。共産党関係者にも彼のファンがいるのかと、驚きでしたね」

その後、お好み焼きやフランクフルトなどを売るテントを回って「売れ行きはどうですか?」などと声をかけ、20分ほどで会場を後にしたというが「その間、会場の主役は完全に進次郎議員でしたね」(別の建設業関係者)

しかしなぜ、自民党のプリンスが共産党系のイベントに?「私たちは小泉議員を招待していません。完全な”飛び入り参加”です。大衆的な政治家だということをアピールしたかったんじゃないですか」(主催者の1人)

この日、進次郎議員と話した共産党の井坂新哉・横須賀市議はこう明かした。

「次の参院選で、同じ神奈川11区から共産党が擁立予定の候補を紹介しました。小泉議員も笑顔で応えてくれました。小泉議員は本当に小まめに地元・横須賀の行事を回っていますね。それにしてもふだんは何かと対立することが多い間柄なのに、こんなところにまで顔を出すわけですから、彼は度胸がありますね」

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