9月25日、都内で日韓合作映画『ザ・テノール 真実の物語』(10月11日公開)の完成披露試写会が行われ、俳優の伊勢谷友介(38)、韓国人俳優のユ・ジテ(38)、女優の北乃きい(23)らが出席した。

同作は、がんで声を失った韓国人オペラ歌手ベー・チェチョルと、彼を懸命に支えた日本人プロデューサーの実話を映画化したもので、10月2日に開幕する韓国・釜山国際映画祭への出品が決定している。

伊勢谷は共演したユ・ジテについて「すごく真面目な方。国を越えて出会えてすごく幸せです」と称賛。ユ・ジテも「(伊勢谷が)現場をいつも盛り上げてくれて、楽しく撮影ができました」と笑顔をみせた。

撮影中は、「本気で泣きすぎて監督から怒られた」と話すほど、ストーリーから大きな感動を受けたという伊勢谷。「日本の方はもちろんですが、韓国でもそういう(韓国人を支えた)人がいたということを知っていただいて、少しでも日本の印象が変わるきっかけになれば嬉しいです」と熱弁した。

最後には、「頑張ったので、(自身が出演している)『るろうに剣心』よりもみてほしいです」とアピールし、笑いを誘っていた。

(撮影/鈴木鍵一)

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