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K-POPグループのパフォーマンスで、“仲よし男子”たちを目にする機会が増えている。ふざけ合い、イジリ合い、ときにはスキンシップをいとわずじゃれ合う彼らに引かれる理由は何なのか――。

 

「ぎゃ~!!」。長身の2人がステージに現れると、地鳴りのような大歓声に包まれた。3月16~18日にかけて幕張メッセ国際展示場(千葉県)で行われた東方神起のファンクラブイベント「Bigeast FANCLUB EVENT 2018 THE MISSION IV」。

 

ファンクラブに入会している人しか参加できないイベントとあって、トークやゲームなどからユンホ(32)とチャンミン(30)の素顔が至近距離で見られる。17日昼の部に参戦したトンペン(東方神起のファン)歴7年の本誌記者(40代後半)も、人目をはばからず大絶叫した。

 

「もう、体温が一気にあがって汗かいてきちゃった!」

 

隣の席の見知らぬ女性(推定50代)もコーフンしながら大声で言う。

 

韓国人は同性でのスキンシップが多いとよくいわれるが、東方神起の2人のそれはかなり濃い。デビューしてから紆余曲折を経てきたこともあり、あうんの呼吸から、長年連れ添った夫婦のような“絆”が見えてくるのは私だけだろうか?

 

たとえば、2人が軍隊へ入隊する前、日本に滞在するときはホテル暮らしではなく、マンションの一室を借りて、一つ屋根の下で過ごしていたというエピソード。それを、ライブのトークタイムで「ユンホが夜遅くまで自分の部屋で映画を見ていて(その音で)眠れなかった」(チャンミン)

 

という生活感あふれる話として打ち明けられたときには、聞いているこちらが恥ずかしくなってしまうほど。

 

「そんな話を聞いているからか、月刊誌のグラビアで、部屋でくつろいでいるシーンも『2人が同棲している様子』と、勝手に“脳内変換”してしまう」(ファンの1人)

 

まさに、この“脳内変換”こそが、東方神起を最大限楽しむための重要なキーワード。「2人の同棲」からさらに発展し、自らをどちらかに投影し、そのシチュエーションを妄想してみると、体温だけでなく女性ホルモンまでもアップしてくる。

 

最近、記者のように「いちゃつくメンズ」に萌え死にする大人女子たちが増えているのだとか。なぜ、世の女子たちは男同士のいちゃつく姿に萌えるのか。精神科医の髙木希奈先生に聞いた。

 

「女性たちが若い男子同士のスキンシップに萌えるのは、母性本能をくすぐられるからでしょう。誰にでも萌えるというわけではなく、東方神起の2人は、10年ぐらいの長い付き合いを経てきたからこその人間関係が動作や言葉からにじみ出てきて、またそこに引かれるのです。特に日本人は、一体感が生まれるグループの力や、苦楽を味わって成長してきたような苦労話が好きなので、そういう彼らが“濃い”スキンシップをはかるとグッとくるのでしょうね」(髙木先生)

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