image

 

先日、歌手の宇多田ヒカルさん(35)が自身二度目となる離婚を発表。シングルマザーとして生きることを決意したようです。最近は精力的に曲作りや新たに音楽プロデュースを始めたことでも話題になっていましたが、そんな彼女の離婚発表をみた人の多くは「すると思った」と冷ややかです。

 

また冷ややかといえば時を同じくして、俳優のいしだ壱成さん(43)が3度目となる結婚を発表。相手の飯村貴子さん(19)は妊娠中ということでめでたい出来事ではあるものの、3回目ということと最近のテレビでのノロケっぷりを見て「離婚へのカウントダウンだな」と、さらに世間は冷ややかです。

 

一般的に離婚を予見させるカップルにはいくつか共通点がありますが、それはデータで実証できるものから“感覚的に分かる”と思うものまでさまざまです。今回はその中でも4つの理由をご紹介します。

 

■収入格差や業界差がある

 

収入格差や業界差が大きくあるカップルや夫婦の場合、当然そこで培われる価値観も違ってくる。そのため、離婚原因の第1位である「価値観の不一致」につながる可能性があります。

 

「玉の輿」という言葉が女性の間では憧れとして使われますが、その後の生活で今までの価値観を相手に合わせて大きく変えていく必要があります。そのため実は、玉の輿に乗れた後がなにより大変です。

 

宇多田さんの場合、もともとお相手の方がイタリア人で飲食関係の仕事をされていました(バーテンダー)。生活も価値観も異なっているのがよくわかります。結婚は価値観の違いを埋めていく行為ではあるものの、その差が大きく開きすぎているとなかなか難しいということが言えるのです。

 

■年齢差がある!

 

年齢差がある夫婦というのは、実は離婚する確率が高いことがアメリカの大学の研究でわかっています。

 

研究結果によるともっとも離婚率が低いのが同い年で、1歳年齢差がでることで約3%の離婚率の上昇があるそうです。5歳差で18%、10歳差で39%、そして20歳差になると95%と、もはや“ほぼ離婚確定”になります。

 

ちなみにいしださんの結婚は3回目という点を脇においても、年齢差が23歳。このデータを当てはめてみるとかなり不安が残るカップルであることは間違いないでしょう。

 

また宇多田さんの場合もあまり注目されませんが、1回目の結婚は年齢差15歳。2回目は8歳年下と、地味に年齢差がある結婚を続けています。これも離婚が続いてしまった一要因と言えなくもなさそうです。

 

■親が反対し続けている

 

いしださんの3回目の結婚は本人も公表している通り、両方のご両親からあまり歓迎されていません。父親である石田純一さん(64)が電話に出てくれないと結婚発表当初話していましたし、飯村さんのご両親からは「早い」と強めに言われたところを妊娠もあって半ば強引に了承してもらったそうです。

 

しかし親の反対を押し切って結婚に踏み切るのは、実は長い目で見て得策ではありません。なぜなら結婚生活が上手くいかなくなった際、結婚を反対された夫婦というのは両親に精神的に頼り、また両親の意見を尊重し離婚という決断をする可能性が高まるからです。

 

日本では、結婚という行為にはまだまだ家族同士の繋がりが色濃く残っています。その家族がスタート時から反対し続けているということは、それだけで先行きが怪しくなる可能性があるということです。

 

もちろん親の反対理由にもよるのですが、せめて結婚前に親が納得するくらいの誠意や行動をみせられないと一生添い遂げる関係性は難しいのかもしれません。

 

■入籍時の“トラブル”をおして強行突破

 

最後はデータで実証されていることではありませんが、肌感覚で多くの人が納得できる離婚カップルにありがちな話です。それは離婚するカップルには入籍時のトラブルが何らか起きがちという共通点です。

 

たとえば入籍しようと決めていた日にどちらかが激しく体調を崩したり、急な仕事のトラブルで予定通り入籍が難しくなったり。ちなみにある離婚夫婦の場合、婚姻届を提出しようと家を出たら近所の家が全焼するほどの火事に見舞われていたそうです。

 

その火事でけが人などは出なかったそうですが、近所の大事件を振り切り無理やり役所に婚姻届を提出した2人は性格の不一致で約3年後に離婚。当人は今振り返ると、「あの家事は後のトラブルを予見していたようだ……」と語ります。

 

もちろんただの気持ちの問題ともいえます。ただ占いなどの世界では、自分の目の前で起きていることはすべて自分自身に起因していると考えるそうです。他人の火事はまったく関係ない話ですが、その現場に遭遇するということは深層意識的に何かストップがかかっていたりするのかもしれません。

 

ちなみにいしださん夫婦は、入籍日当日に飯村さんがぎっくり腰になって予定を変更したそう。今ご紹介したような事態にならないことを、祈るばかりです。

 

離婚理由は各家庭それぞれと言われていますが、大きく分けると「価値観の不一致」「パートナーの浮気」「金銭トラブル」のどれかであることがすでにデータでわかっています。

 

そのなかでもっとも割合が大きい価値観の不一致(性格の不一致や人生観の不一致含む)を招く要素について考えれば、今回ご紹介した年齢差や過ごしてきた場所(業界)の違いや家族との関係などは理解できるかもしれません。

 

『離婚は進んだ文明にとって必要である』

 

これはかの哲学者モンテスキューの残した名言です。たしかに私たちは離婚をバネに、よりよい人生を生きることができます。でも正直、離婚はしないに越したことはありません。

 

もしあなた自身やあなたのまわりに今回挙げるような事象に複数該当する人がいたら、ちょっと注意深く観察してみましょう。

関連カテゴリー: