17年、自身の快気祝いから元気よく出てきた獅童。 画像を見る

竹内結子さん(享年40)が亡くなってから2週間が経った。遺族や仕事をともにした知人が今も悲しみの淵にいるが、08年に離婚した前夫の中村獅童(48)も同じだった。

 

「竹内さんが亡くなった当日、獅童さんは一人でずっと泣き腫らしていたそうです。離婚後も交流を続けていた長男のことを特に心配しており、一時期は引き取ることも考えたとか。ただ、再婚した中林大樹さん(35)が『長男も僕が育てる!』と言っていることを知って、今は遠くから見守る決断をしたそうです」(歌舞伎関係者)

 

親子関係カウンセラーの横山真香さんは、竹内さんの長男にとって、実父・獅童の支援は非常に大事だと語る。

 

「息子さんは14歳という思春期の難しい年ごろです。母親の自死をどう受け止めるかというなかで、義理の父親と一対一よりも、関わる大人は多いほどいいと思います。

 

まず、亡き母のさまざまな思い出話ができます。『グリーフケア』といって、悲しみを癒すプロセスにおいて必要なことなんです。

 

そのなかでも、実父と定期的に会っていたことは、不幸の中でのひとつの希望です。竹内さんは長男には実父のことを否定的に伝えず、息子さんと信頼関係を作らせていたのではないでしょうか」

 

実父との、ある程度の距離感が、今後はプラスに働く面もあるのだという。

 

「妻に先立たれた今の夫の中林さんもつらいはずです。ときには、ご自身を責めることもあるかもしれません。

 

そんななかで獅童さんは離れていたぶん、冷静にアドバイスできるのでは。息子さんの生来の性格も熟知しているからこそ、メンタルをうまくサポートしていくことができるはず。 距離があるゆえ、息子さんが救われることもあるのです。

 

息子さんがこれから生きていく中で出てくる多様な悩みと向き合ううえでも、実父の支えもあるのは、精神的にもとてもいいことです」(前出・横山さん)

 

中林の知人によれば、中林が獅童と対面したという話をまだ聞いたことはないという。

 

「直接、2人はまだ会って話したことはないように思います。しかし竹内さんが長男のことで獅童さんと連絡を取った際には、中林さんは『実父の意見は大事』と獅童さんを立てる気持ちがあったと聞きます」

 

2人の父親のサポートが、長男の進む道を明るく照らすことを願うばかりだ。

 

「女性自身」2020年10月27日号 掲載

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