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4月よりスタートした昼ドラ『白衣のなみだ』は、「いのち」がテーマ。映画化もされた谷村志穂の小説『余命』を原作・原案に、医師と患者、その家族のドラマを、月替わりの主演で3部構成で描いていく。「第一部 余命」の主人公・医師の百田滴を演じるのが、水野美紀だ。

みずの・みき☆

74年6月28日生まれ、三重県出身。87年に芸能界デビュー。これまでの出演作に、ドラマ『踊る大捜査線』シリーズ(フジテレビ)、
『ビューティフルライフ』(TBS系)、映画『恋の罪』(11年)などがある。4月14日(日)スタートのドラマ『空飛ぶ広報室』(TBS系)にも出演す
る。

ドラマ『白衣のなみだ 第一部 余命』

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毎週月曜日~金曜日 
午後1時30分~
東海テレビ・フジテレビ系にて放送中

――原作も映画もヒットした『余命』ですが、まず、脚本を読んでの感想をお聞かせください。
image「映画だと2時間弱のところを、ドラマでは(第1部)全4週20話という長い時間を使って描いていきます。枝葉のストーリーの膨らませ方や、滴のまわりにいる人たちのことが細かく描かれている点が面白いなと感じました」

――妊娠、乳がんの再発など、滴には大変なことが起きていきます。女性として共感できる部分はありましたか?
「子供を産むというのは女性にとって非常に大きなことです。さらに、乳がんが見つかるというのは、かなり重い現実ですよね。でも、描かれているものは、そこから希望を失わず、前向きに生きていく、滴という人の強さなんでしょうね」

――水野さんは、滴をどのように分析して演じられていますか?
「過去に乳がんで、全摘を経験をしている部分が、キャラクターの核になる部分だと思ったので、まず乳がんについていろいろ調べました。滴と同じ境遇の方のブログを偶然、見つけて、書かれていることを読んでみたり……。治療を含め、いろいろと過酷なんですよね。でも人生で、急に『死』を突き付けられ、それを乗り越えている人って、そこで1回、人生観が変わるんではないでしょうか。だからこそ、命の尊さ、大切さをわかっている人だとも思います。滴も、そうだからこそ患者さんの気持ちに寄り添える人だと。患者からも病院のスタッフからも、信頼され、慕われている、まじめな人。そういうところから役を作っていきました」

――滴と水野さんとの共通点はありますか?
「私も人に甘えたり頼ったりしないで、自分でがんばろうとしちゃうタイプなんです。そこは同じだなと。人に迷惑をかけるのが苦手なんでしょうね」

――滴には温厚で優しい夫、良介というダンナさんがいらっしゃいますが、水野さんから見て、良介のような男性は理想ですか?
image「私も良介みたいな“専業主夫”がほしいです(笑)。家に帰ったら、ご飯を作って待っていてくれる人。でも、実際にありそうな関係だなと思いました。ガンガン仕事に打ち込む、芯の強い女性と、とっても温和で陰で支えてくれる男性。このバランスがすごく絶妙ですよね」

――水野さんは男勝りな部分というか、男っぽい部分が案外あるのでしょうか。
「はい、あると思います。年々、中身の“おっさん化”が進んでいるような……」

――『私の中のおっさん』というエッセイも3月に出されましたよね。自分の『おっさん度』は何パーセントぐらいだと思われますか?
「80㌫くらい(笑)。あまり細かいところを気にしないし、服装にも無頓着で。この仕事をしていなかったら、スカートも履いていないと思います。最近はかわいい女のコに目がいくようになって、見ているだけで幸せ。女性が重い荷物を持っていると助けてあげたくなっちゃったり」

――そうなんですね(笑)。ところで、過去に昼ドラに出演されたことはあるのでしょうか。
「あります。高校生のときに1週間ぐらいゲスト出演しました。すっごく前ですね」

――今回、久しぶりに出演が決まってのご感想はいかがですか?
「前の出演のときは『撮影が大変だったな』という思い出がありました。それが今回は主演なので、ますます大変になるだろうと覚悟していたんですけど、時間的な制約で、ロケよりもセットでの撮影が多くて。ものすごく芝居に集中しやすい環境になるんですよね。意外にストレスが少なくて、舞台に近い感じで楽しんでいますね」

――4月からは別の連続ドラマにも出演されます。大忙しではないですか?
image「『しばらくテレビで見ないと思っていたら、急に毎日、出ている』みたいな(笑)。たまたま重なったんですよね。演じるキャラクターが違うので、気持ちの切り替えがうまくできています」

――演劇ユニット『プロペラ犬』も主宰されていますね。
「ユニットは年に1回のペースでやっていきたいと思い、今年の公演は10月を予定しています。舞台で吸収したことは映像の仕事に還元できるので、私には両方、必要なんです。これからもジャンルを定めず、いろいろと挑戦していきたいです」

――では最後に、このドラマのPRをお願いします。
「『命』という普遍的なテーマを取り扱っていて、命の大切さ、尊さを改めて感じられるドラマです。第一部から第三部まで時間が進む中で、医療事情の変化や、つながっていく命なども描かれていきます。ぜひ通して、見ていただきたいです」

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