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食欲抑制効果があるとして今、「チラコイド」が世界中で注目を集めている。チラコイドとは、ほうれん草などの緑の葉に多く含まれる葉緑素を包む膜のこと。そのチラコイドが、美容やダイエットにも効果を発揮することがスウェーデン・ルンド大学のシャーロット博士によって発見された。スウェーデンは健康大国でありながら、実は国民が太りやすい体質であるため、“ダイエット大国”とも呼ばれている。

 

チラコイドはほうれん草に豊富に含まれるが、人体はほうれん草を食べるだけでは葉緑素を分解できず、チラコイドを吸収できない。そのため特殊な製法を使い抽出する。日本に先駆け海外では、チラコイドを使った商品が発売され、大ヒット。そしてついに昨年10月に日本に上陸し、「チラコル」という商品名で発売された。

 

チラコイドにはダイエットに効果的な3つの働きがある。1つ目は食物、特に脂肪の消化・吸収を遅くさせる働き、2つ目は満腹ホルモンを分泌させて空腹感を和らげる働きだ。さらにチラコイドはインスリンの分泌を抑える作用がある。インスリンが多く出ると、体内に蓄積された体脂肪が燃えにくくなり、さらに、消費されなかった分の炭水化物や糖までも体内の脂肪細胞に取り込むよう促すので、ダイエット時にはできるだけインスリンを抑えることが重要なのだ。

 

30年で3万人の肥満治療を行ってきた肥満外来の専門医、佐藤桂子先生(佐藤桂子ヘルスプロモーション研究所 所長)のダイエットプログラムにも採用されているというので、具体的な使用方法を聞いてみた。

 

「体重が気になる方は、まず、食事バランスをしっかり整えてから試してみてください。その日のうちでいちばん量を多く食べてしまうかな、という食事の1時間から30分くらい前に飲むと腹持ちがよく、効果があります。午後にダラダラ食いをしてしまう人は、お昼ご飯の前に飲むといいです。飲み方は自由。(飲み物などに混ぜて飲むときは)溶けにくいのでよく混ぜてください。消化がゆっくりなので、満腹感が持続します」

 

チラコイドが食べたものと混ざると、主に脂肪とくっつく作用があり、そのまま脂肪が体外に排出される。気になる脂肪も一気に減らすことができるのだ。また、無理なダイエットにありがちな、リバウンドを招くストレス解消の“ドカ食い”がなくなるとのルンド大学の臨床データも出ている。

 

ダイエット失敗の一番の原因は食事制限に対するストレスだといわれている。いかに自分自身で食事をコントロールするかがダイエットの成否のポイントといえるのだ。食べてはいけないというストレスがなく、1日1回、いつでも飲むことができるのは、忙しい主婦や会社員にピッタリではないだろうか。