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「今までいろいろなダイエットに挑戦してもやせなかった人は、『3・3・7睡眠法』を試してください。半年間ぐっすり眠れていれば、6キロ以上も体重を落とすことができます。食事制限やカロリー計算をしなくても、12カ月で10キロ近くやせたケースもあります」

 

そう語るのは30年で3万人の肥満治療をした肥満外来の医師である左藤桂子先生。先生が提唱する「3・3.7睡眠法」とは以下の通り。

 

(1)最初の「3」は眠り始めの3時間はまとめて眠ること。

(2)次の「3」は夜中の3時には眠っていること。

(3)「7」は一日トータルで7時間の睡眠を目指すこと。

 

この方法は、眠っている間の脂肪燃焼効果を見込める“やせホルモン”こと成長ホルモンの働きをより活発にするという。なぜ「3・3・7睡眠法」でやせるのだろうか?

 

人間の睡眠には、浅い眠りの「レム睡眠」と、深い眠りの「ノンレム睡眠」がある。眠りにつくと、まずノンレム睡眠が先にあらわれ、次に浅い眠りのレム睡眠へと移っていく。これらの異なる2種類の睡眠が交互に訪れ、合わせて1セット約90分、一晩に4〜5セットが一定のリズムで繰り返される。

 

睡眠の中でもっとも深い眠りがあらわれるのは、最初の2セット。ここでやせホルモンもまとめて分泌され、その後は、ほとんど分泌されない。だから眠り始めの3時間は、睡眠時間の中で、もっとも重要になる。

 

この90分周期(ウルトラディアンリズム)以外にも、人間の体の活動期と休息期のリズムには、24時間周期(サーカディアンリズム)と、12時間周期(サーカセメディアンリズム)がある。

 

「これらの3つのリズムが、睡眠に適した状態でちょうど合わさるのが午前3時前後です。夜更かしをしがちな人も、朝が弱い人も、深く眠りやすい時間帯といえるでしょう」

 

また、やせホルモンは、午後10時から午前3時までがもっとも分泌されやすい。深夜3時までに眠っていれば、ギリギリ分泌タイムに間に合うのだ。

 

「コロンビア大学の調査論文で、睡眠時間と肥満の関係については、7時間睡眠の人に比べ、5時間睡眠では肥満率が52%高くなり、4時間では73%も高くなっています。ただ眠っているだけではなく、上質の睡眠を続けていれば、確実にやせるのです」

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