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犬が“ワンワン”ほえる、風が“ビュービュー”吹くなどの擬音語や、ひざが“ガクガク”震えるなどの擬態語を「オノマトペ」という。誰もが日常的に使っている言葉だが、オノマトペの持つ潜在的な音の力を活用すれば、やせられるというのだ!

 

「私自身は早食いで、1年に5キロほど増量したことがありました。その際に心の中で『モグモグ』と唱えながら食事をするようにしてみたんです。すると声のおかげで噛む意識が高まり、食べる時間が長くなりました。よく咀嚼することで満腹中枢も刺激され、少量でもおなかいっぱいに。総体的に食べる量が減り、スルりとやせられたんですよ」

 

それまでオノマトペを研究してきた藤野良孝さんは、自らの実体験からダイエットにも効くと実感。その後も多角的にオノマトペとダイエットの関係を研究し、今年2月に『唱えるだけのオノマトペで簡単キレイになる 魔法の言葉ダイエット』(河出書房新社)を出版した。そこで今回、藤野さんが厳選したオノマトペダイエットを紹介。

 

とにかく脂質・糖質を我慢したい人には「バシッ」&「ダーッ」がピッタリ。ポジティブに誘惑を断ち切れるのだ。

 

「食べたいという気持ちを『バシッ』で振り切り、アントニオ猪木さんのように『ダーッ』と唱えながら拳を突き上げます。『食べないぞ!』という決意が強化されます」(藤野さん・以下同)

 

ダイエット中なのに、周りにつられて、我慢できずに食べてしまうこともある。それを防ぐために「スパッ」で気持ちをリセット!

 

「脳外科手術のように『私も食べたい』というネガティブな気持ちに声のメス(『スッ』)を入れ、『パッ』で取り去ります。そして、切り取った部分に『夏に水着が着られる』などプラスのイメージを入れると、やる気が促進されます」

 

そして鏡を見るたびに唱えてほしいのが「スラッ」。やせた自分や憧れの芸能人などをイメージしよう。

 

「オノマトペには自己暗示をサポートする効果があります。『スラッ』と唱えることで、姿勢もよくなり、自分に自信も生まれます。『キュッ』や『シュッ』でも◎」

 

声を出すため、周りに人がいるとやりづらいのが唯一の難点だが、オノマトペ唱えるだけダイエットを成功させるのに何より大切なのは、とにかく信じること。

 

「オノマトペを使用する際は恥ずかしがってはダメです。100%の気持ちを込め、しっかりと声を出せば、プラスの効果が出やすくなりますよ」

 

費用もかからず、いつでもどこでも唱えるだけ。“信じる者はやせられる”のだ!

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